真田丸 ネタバレ 第19話 恋路

ついに上洛した真田昌幸(草刈正雄)は、徳川家康(内野聖陽)の元で与力大名となります。父のために奔走した真田信繁(堺雅人)を助けたのは、豊臣秀吉(小日向文世)が思いを寄せる茶々(竹内結子)でした。

大坂城、侍女の格好をした茶々にせがまれ、信繁は大坂城を案内します。茶々は笑顔でしたが、信繁は秀吉に見つかったら大変とヒヤヒヤしていました。秀吉から決して入ってはならないと言われているという倉へ、2人して入って行くと、槍、長刀、甲冑などの武具がたくさん置いてあります。

茶々は「私が5才の時、私の父は、信長公に攻められ、小谷でお腹を召されました。城攻めの大将は殿下でした。兄の万福丸は10才、殿下の命によって串刺しの刑に処せられました。そののちに母が嫁いだ柴田勝家様は殿下に攻められ、母を一刀のもとに斬り殺したのち、お腹を十文字に掻き切ってお果てになりました。私の親しい人たちはみな、殿下に殺されました」と奥に続く引き戸を開け、さらに倉の奥へ入って行きました。

「幼い時からおびただしい人が亡くなるのを見てきた。おかげで血を見るのが怖くなくなった。ですから私は人が死んでもなんとも思わない。自分が死ぬのが怖くない。ねえ、何でしたっけ」と茶々は、刀がむき出しの剣を指します。信繁が「長巻です」と答えると、茶々は「血の匂い。一体何人の人を斬ってきたんでしょう。この血はどんな人の血?」と言いました。

長巻が倒れてきて、信繁は茶々をかばい「死を恐れない人の驚き方ではありません」と言います。茶々は信繁の胸にもたれかかってきて「このまま。もう少し。誰も来ません。殿下に側室になるよう言われました。そなたはどう思う?」と聞きます。信繁が「殿下の側室になられることが、茶々様にとって幸せかどうか、私にはわかりません。しかし側室をお断りになれば、茶々様はあまり幸せなことにはならないかと」と答えました。茶々は「他人事みたい。帰りますよ」と倉から出ます。

廊下で、きり(長澤まさみ)が「源三郎様、北政所様からこれ頂いたんです」とカステラを持ってきました。茶々が「カステラですね。おいしそう」と言うと、信繁は「見なかったことにしてくれ」とお願いします。

寧の居室、秀吉は寧(鈴木京香)に膝枕してもらいながら「茶々に惚れてしもうた。あれの母親にも惚れていた。親子二代じゃ。この城はどんな城より落とすのが難しい。しかしそういう城ほど落としてみとうなる。かかならどうする?」と聞きました(汗)寧は「真正面からぶつかっていくしかありません」とアドバイスします。きりはその様子を見てましたね。

茶々の居室、秀吉と石田三成(山本耕史)は、聚楽第の図面を広げ、政の中心を大坂から京へ移すと説明します。茶々が「源次郎はついてきてくれるのですか?源次郎が来ないなら茶々はここに残ります」と信繁の側へ行きます。秀吉は笑いながら見てましたが、信繁はびくびくしていました。

大蔵卿局(峯村リエ)は、茶々と信繁のことが噂になってると注意し、片桐且元(小林隆)は身分が違いすぎると不快な様子です。


その頃、昌幸一行はまだ家康の駿府城にいました。真田信尹(栗原英雄)は真田信幸(大泉洋)に「徳川の下につくのは真田にとって決して悪いことではない。少なくとも徳川から攻められることはもうない」と話します。昌幸は駿府城の絵図面を広げ、どう攻めるかシミュレーションをしていました。

松(木村佳乃)が「私この城のことまったく思い出せないの」と言うので、信幸は「姉上、ここは初めて来る城です。信濃へ戻る途中に立ち寄ったのです」と説明します。松は「なんだ!早く言いなさいよ」と笑顔になって、信幸は「今のは実に姉上らしゅうございました」とうれしくなりました。

家康の居室、家康は本多忠勝(藤岡弘、)に「真田の動きが知りたい。安房守のそばにいて、やつが何を考えているか、逐一わしに知らせる者が欲しい。先だって会ったおぬしの娘は名は何と行ったかな?」と聞きます。忠勝が「稲でございます」と答えると、家康は「わしにくれ。真田と縁組をする。稲を真田に送り込むのだ。相手は安房守の嫡男、信幸」と話しました。忠勝は「う~。稲はそれがしが命をかけて育ててまいりました愛娘でございます」と苦悶の表情です。

信幸が厠へ入って用を足してると、後ろに忠勝が無言で立ちました(汗)

大広間、家康から信幸と稲の縁組の話を持ちだされ、昌幸と信幸は驚きます。本多正信(近藤正臣)は「形としては、本多平八郎が娘、稲をいったん殿の養女に迎えます」、家康は「あくまでも徳川と真田の縁組としたいのじゃ」と説明しました。昌幸は「大変ありがたいお話ですが、息子には我が亡き兄の娘で、こうと申す嫁がございます」とこう(長野里美)がいると言いますが、家康は「離縁すれば良い話ではないか。これほどの良縁。それしきの理由で断るとは言わせぬぞ。安房守」と迫ってきます。

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一室、信幸は昌幸に「お断り下さい」と頼みました。信尹は「これは徳川から真田に人質を出すようなもの。無下には断われますまい」と言います。昌幸は「家康の狙いは何じゃ?」と聞くと、信尹は「兄上に裏切られるのが怖いのでしょう。もしくは真田の内情を探るための間者。いずれにせよ断れば、両家の間に波風が立ちます」と答えました。昌幸は「おこうは里へ返そう。源三郎、ここは泣いてくれ。すべては真田のためじゃ」と信幸に頼みます。

一方、稲(吉田羊)は忠勝に「嫌でございます。稲は父上のそばにいとうございます。稲は殿のために働きたいのでございます」と訴えていました。忠勝が「これは殿のためなのじゃ。真田の動きを探るのじゃ」と稲の肩を持ちます。稲は「稲は間者になるのですか?喜んで、お役目果たしまする。う~。やっぱり嫌でございまする」と忠勝を突き飛ばしました。

大広間、信幸と稲が初対面します。家康は「こうして見ると、似合いではないか」とご機嫌で、忠勝と昌幸も満足そうです。稲は「稲は徳川様と真田様の架け橋となりとうございます」とあいさつしました。

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大坂城、平野長泰(近藤芳正)が加藤清正(新井浩文)に「源次郎め、茶々様を倉へ連れ込んだらしいぞ」伝え、清正は且元をそれを伝えます。

信繁は秀吉と且元から呼び出され、詰問を受けました。信繁はきっぱり否定すると、秀吉は「源次郎を信じる」と言ってくれます。信繁は詰め所へ戻って長泰に事情を説明してると、大蔵卿局が呼びにきました。

花が満開の庭に降りると、茶々は山吹の花を取って、信繁にプレゼントしてくれます。清正が見てるのに気づいて、信繁は山吹の花を花にかけ、わざと笑顔を浮かべました。清正は呆気にとられてます(笑)

豊臣秀次(新納慎也)に、清正の誤解を解いてと相談すると、豊臣秀長(千葉哲也)が病気で伏せっているからと三成に手紙を書いてくれました。

御文庫、秀次の文を読んだ三成は「加藤清正には九州へ行ってもらおう。九州征伐も大詰め」と言うので、信繁は感謝します。三成が去ってから、大谷吉継(片岡愛之助)は「そこまで恩に着ることもあるまい。加藤殿が九州へ行くことは、以前から決まっていること。殿下はいずれ来るであろうその時のために、加藤殿に九州を見せておくのだと、その思っておる。この国を1つにまとめた後の次の一手。九州から朝鮮へわたって、明国に攻め込む」と明かしてくれました。加藤清正は九州平定の1年後、肥後19万5千石の大大名になります。

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京、聚楽第、三成が倉が並んでいると説明すると、茶々は「倉ですって。また一緒に見に行きましょうね」と口を滑らせました。秀吉が「茶々、またとはどういうことだ?」と聞くので、茶々は「またなんて言ってません」と否定しますが、信繁は「殿下を欺いておりました」と頭を下げます。

三成と大蔵卿局が去ってから、秀吉は「よくもわしをたばかってくれたな。信じておったのに」と責めるので、茶々は「源次郎とは何もありません」とかばいました。茶々が「どの倉だ?」と聞くと、信繁は「武具の倉にございます」と答えます。

秀吉はため息をついて縁に出ると「茶々、わしはお前にこれからは、美しいものだけに囲まれて生きて欲しいと思っておった。それゆえ、あの倉から遠ざけた。お前が見てきたたくさんの忌まわしいこと。それと同じ分だけ、いや、その何倍もの楽しい思いを、お前にして欲しい。それがわしに出来る唯一の償いじゃ。

九州平定はまもなく終わる。後は関東の北条と奥羽の伊達。これがわしに従えば、この国はすべてわしの物になる。天下人として天下統一を果たすのじゃ。そして、お前は天下人の妻となる。決めたことじゃ。むろんわしには寧がおる。寧がおる限り、正室にはできぬ。しかし誰よりもわしは、そなたを愛しう思うておる。嘘ではない」と話しました。

茶々が「北政所様がお怒りになります」と言うと、秀吉は「あれはもう夫婦というよりは戦仲間みたいなものだ。もちろん、わしにとっては大事なおなごだが、そこに色恋はない。この聚楽第で、天下人の妻として暮らしてくれ。茶々にはこの世を去る時、こう言って欲しいのだ。茶々は日の本一幸せなおなごでした。このわしが言わせてみせる」と茶々を抱きしめます。信繁は背を向けたまま、聞いてましたね。

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桜の舞う大坂城を、秀吉は寧のところへ走って行って「茶々が側室になってくれるぞ」と寧を抱きしめます。寧は複雑な表情でした。

一方、茶々は大蔵卿局に「あの殿下が若者のように私を口説いている。額に汗して。力づくで押し倒すことも出来るのに。そんな殿下を見ていたら、この人の思いを、叶えてあげたいって。あの方は私が死ぬときに、日の本一幸せなおなごにしてくれると約束してくれました。言ってみたいと私は思いました」と言います。

そして茶々は「源次郎は殿下にお返しすることにしましたよ。おかしな話をします。私と源次郎は不思議な糸で結ばれている気がするのです。離れ離れになっても、あなたがいつかまた戻ってくる。そして私たちは同じ日に死ぬの」と源次郎のあごに手を当て、顔を上げさせました。

信繁は「遠い先であることを祈っております」と言うと、茶々は懐紙を渡します。信繁が懐紙を開くと、山吹の押し花だったので「大切にいたします」と受け取りました。

廊下で、信繁が山吹の押し花を見てると、きりはそれをつまんで、飲み込んでしまいます(笑)

雷鳴が響き渡る中、茶々と大蔵卿局が奥へ進んでいくのを、三成と信繁が控えどころから見送りました。正式に秀吉の側室となった茶々が頭を下げると、秀吉の隣の寧は「これからは共に力を合わせて、殿下をお支えして参りましょう」と言います。

控えどころ、三成は「茶々様を側室に迎えるということは、殿下が信長公を飲み込み、越えるということ。この先、殿下はどこへ向かわれるのか?独り言だ。聞き流せ」と信繁に話しましたね。

大河ドラマ 真田丸 あらすじ
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