真田丸 ネタバレ 第18話 上洛

豊臣秀吉(小日向文世)は実の母・大政所を、徳川家康(内野聖陽)の元へ人質として差し出しました。それを受けて、家康はついに上洛します。関白秀吉の天下統一が目前に迫りました。

上田城、真田信幸(大泉洋)は「源次郎から文が届きました。秀吉は父上を大名に取り立てるとのこと。石田治部少輔様が約束されたそうです」と信繁からの手紙を渡します。真田昌幸(草刈正雄)は「気に入らん」と手紙をほうり投げ「大名の座とは力づくで勝ち取るものではないのか。何様か秀吉は!わしはやつの家来ではない。上洛はせん」と怒りました。

大坂城、真田信繁(堺雅人)は踊りの稽古をしている出雲阿国(シルビア・グラブ)たちを見ています。松にそっくりな藤(木村佳乃)が巾着袋を持っているので、信繁は松の夫・小山田茂誠(高木渉)が作っていた匂い袋を思い出しました。

茶室、信繁は千利休(桂文枝)が点てた茶を飲み「人は何かひどく哀しい目にあった時、それまでのことをすべて忘れてしまうことなど、あるのでしょうか?そして、別人として生きていくことができるのでしょうか?」と質問します。利休は「人の心は謎。源次郎殿、手前は何でも知ってる訳ではない。そないなこと聞かれても、わからしまへん」と答えました(汗)

上田城、直江兼続(村上新悟)が来て「安房守殿、1日も早く上洛なされ。御屋形様も心配しておられる。関白殿下を甘く見てはなりませんぞ」とアドバイスします。

昌幸は「上洛するか否かは、それがしが決め申す」と言うと、兼続は「関白殿下は真田殿を直臣されるおつもりでござる。拒めば、関白殿下は全力でこの上田に攻め込んで参りましょう。形勢は風雲急を告げておる。もはや日本国の大半は関白殿下に従った。いくら戦上手の安房守殿でも、太刀打ち出来ますまい。大名か、死か。取るべき道は明らかでござる」と忠告しました。

部屋、とり(草笛光子)の肩を揉みながら、昌幸がどうすべきか相談します。とりは「うそでもいいから頭を下げなさい。強い者に従う。真田はこうやって生き延びてきた。下手に出て、牙を隠して、爪を隠して、この先、秀吉の勢いに陰りが見えてきたら、寝首をかく。卑怯者で何が悪い」と力強い言葉です。

広間、昌幸は「秀吉に会うてくる」と一同に伝えます。高梨内記(中原丈雄)が「それは秀吉の家来になるということですか?」と聞くと、昌幸は認めました。矢沢頼綱(綾田俊樹)は「嫌じゃ、嫌じゃ。今さら何で秀吉になんぞ!世も末じゃ」と怒って出ていきます。昌幸は「案ずるな。頭は下げても、ここは渡さん」と胸をたたきました。

信幸の居室、信幸が「ようやく父上が上洛を決めて下さった。これで真田は生き延びられる」と報告すると、こう(長野里美)は「おめでとうございます」と答えます。


大坂城、信繁が本能寺の変の時、琵琶湖へ飛び降りたことを話しますが、藤は「ほっといてよ。あんたなんか知りません」と取り付く島もありません。信繁が藤を引き取りたいと相談すると、出雲阿国は「こんなにうれしいことはありません。実は手を焼いていたのです。あんなに踊りの下手な子ははじめて」とすぐ認めてくれます(笑)

石田三成邸、信繁は藤を連れ帰り、きり(長澤まさみ)に世話をお願いしました。信繁が「姉上」と呼ぶと、藤は「その姉上っていうのやめてくれない。せめて妹に」と頼みます(笑)

寧(鈴木京香)のところへ行って、きりが藤を仕えさせてと頼んでいると、秀吉がかけこんできました。秀吉は太政大臣に決まったと大喜びで、寧に抱きついてきます。

ところが秀吉は茶々(竹内結子)のところでは「さほどうれしゅうない。官位がなんじゃ。わしはそんなものが欲しくてここまでやって来た訳ではない。信長公がやってこられたことを引き継ぐ。望みはただそれだけ。日の本の大名をまとめていくには、どうしても高い官位がいるんじゃ。天下平定がなれば、いずれ天子様にお返しするつもりだ」と言いました。そして秀吉が「源次郎、お主のおやじが来るぞ。ようやく書状が届いた」と言うと、信繁は「え!」とびっくりします。

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上田城、昌幸は出浦昌相(寺島進)と酒を飲みながら話しました。
出浦「信長も天下まで、あと1歩のところで転んだ。秀吉もそうならぬとは誰も言えぬ」
昌幸「秀吉ごときの世が、そう長く続く訳はないのじゃ。この先、必ず何か起こる。それまでの辛抱と思うておる」
出浦「やつの懐に飛び込んで、時を待つのだな。なんらわしが明智光秀になっても構わんぞ」
昌幸「面白いの。ハハハハ」
やがて、部屋で1人になった昌幸は、手にしていた胡桃を割りました。

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天正15年2月、真田昌幸一行が大坂の古寺に到着します。信繁と信幸は顔を叩き合って再会を喜び合いましたが、信幸は大坂城へ入れなかったことを不満を言いました。

昌幸も信繁の顔を見ると、笑顔になります。信繁が「大坂城はご覧になりましたか?」と聞くと、昌幸は「ずいぶんとでかいものを作りおったな」と感心し「源次郎、お前ならどう攻める?先の話だ。そういうことにならんとも限らん」と質問してきました。

信繁が「大坂城は難攻不落にございます」と答えると、昌幸は「城はのう。大きければ攻めにくいというものではない。むしろ大きいと、守りが手薄な場所が必ずできる。それを見つける。城廻の絵図面が欲しいの」といいます。

城の御文庫、信繁が「父、真田安房守、無事に到着致しました」と報告すると、大谷吉継(片岡愛之助)は「安房守殿が参られたか」、石田三成(山本耕史)は「明日、殿下に出仕することになっておる」と答えました。信繁が、昌幸一行の宿舎を大坂城内に移せないかと頼むと、三成は「無理だな」と冷たいです。

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縁側で干し柿を食べながら、信繁はきりに、昌幸や真田のことを心配してると打ち明けました。きりは信繁の口についてる粉を取って「松さまのことは伝えたの?」と聞くと、信繁は「頃合いを見計らって話す」といいます。きりと信繁の間が自然体になってきましたね。

上田城、薫(高畑淳子)はとりに、昌幸が自分を置いていったことを愚痴っていました。薫は草津の湯治に行っていたのです。

遊郭の座敷、信繁は昌幸と信幸に、吉野太夫(中島亜梨沙)の舞を見せていました。昌幸は秀吉からの席ということだと思ってましたが、信繁は廊下に出た太夫に「くれぐれも勘定は石田様の方に回さぬよう。わたしが払いますので」とお願いします。

信繁が座敷へ戻ると、昌幸は「秀吉とはどんな男だ」と聞いてきました。信繁は「とんでもない男ですね。信長、家康に勝るとも劣らない器の大きさを感じます。お調子者にも見えますが、その裏に私は深さと恐ろしさを見ました」と答えます。

昌幸が厠へ行くと、信幸は「源次郎、本当のことを教えてくれ。秀吉の時代は続くと思うか?」と聞きました。信繁が「あのお方は本気で戦国の世を終わらせようとしています。惣無事令を出され、殿下のお許しなきまま、大名が戦を始めることはできなくなりました。国々でまちまちだった升の大きさも、殿下は統一しようとなされています。これからは日の本が大きな1つの国になるのです」と答えました。

信幸は「ということは、戦場で暴れまくる日はもう来ないのか?我らは生まれてくるのが、いささか遅すぎたのかもしれんな」といいます。手水場で手を洗った昌幸は、窓の外から大坂城を見上げてましたね。

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城の一室、正装した昌幸が献上品を確認してると、三成と片桐且元(小林隆)が検分に入ってきました。三成は「総じて色味が悪すぎる。とりあえず箱だけでも、鮮やかな色のものに差し替えましょう。それでだいぶ見栄えが増す」(汗)

さらに、猪と熊の毛皮を見た三成は「何だこれは?臭いな。匂いは何とかならぬのか?後ろの方に押し込んでおきましょう」(笑)

大広間、昌幸たちが控えてると、上座に現れたのは秀吉ではなく、豊臣秀次(新納慎也)でした。三成が「安房守、本日より真田の領地を安堵いたす。いかなる者も関白殿下のお許しがない限り、真田領を攻めることはない」と説明すると、昌幸は「ありがとうございます」と頭を深く下げます。

一室へ戻ると、信幸は「こんな無礼なことがあるか!父上はないがしろにされたのだ」と怒り、昌幸は「ないがしろ、ないがしろと言うな」と落ち込みました。そこへ大谷吉継が「真田安房守殿がお見えになっていると聞いたら、いてもたってもいられなくなり」が来たので、昌幸たちの表情がやわらぎます。

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信繁は茶々のところへ行って、秀吉にとりなしてもらいました。秀吉が九州征伐で忙しいと言うと、信繁は「上洛で遅れたのは、父の落ち度でございます。しかしながら、小なりとはいえ、父にも誇りというものがございます。お目通りが叶わねば、出仕したことにはなりません。父は帰って戦支度をするつもりでいます。真田を敵に回すのは、得策ではございませぬぞ」と訴えます。

秀吉が「わしを恫喝か?」と聞くので、信繁が「恫喝しております」と認めると、秀吉はニヤリと笑いました。

大広間、昌幸たちが再び控えていると、秀吉が献上品の毛皮を羽織って現れます。秀吉は近づいてきて「わしは誰よりも、そなたを家臣にしたいと思っておったぞ。その知略と度胸、豊臣の大名として、これからはわしのために使うてくれ」と昌幸の両手を取りました。

秀吉が上座に戻ると、三成は「殿下はこれより新しき世の仕組みをお作りになられる。惣無事令もその1つ。しかし万一戦になった時、誰が誰にしたがって軍勢を動かすか。そこだけははっきりとしておかなくてはならぬ。大名はそれぞれ最寄りの大大名の与力となり、出陣の時はその下知に従う。安房守殿は徳川の与力となるように」と命じます。

信繁や信幸が反発しますが、昌幸は「ははっ」と頭を下げました。秀吉は「上田に帰る途中、家康のところへ寄り、あいさつをしていくように。明朝、駿府へ発て」と付け加えます。

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駿府城、家康は「真田安房守が、わしの前で頭を下げる日が来るとはな。それもこんなに早く」と本多正信(近藤正臣)と一緒に笑いました。

大坂の寺、昌幸は「面白いの。人の世というものは。武田が滅んでから今日まで、騙し騙され、裏切り裏切られ、死ぬまでここまでやって来た。己のすべてを賭け、死力の限りを尽くして戦った。その挙句、たどり着いたのは秀吉の家来となった徳川のそのまた家来。こんなに面白いことがあるか。源三郎、源次郎、わしはどこで間違った。教えてくれ」と落ち込みます。信幸は「間違ってなどおりません」、信繁は「父上は大名となり領地を守ったのです」となぐさめました。

信繁は「もう1つお伝えしなければならないことがございます」と言って、きりに藤を連れてこさせます。昌幸と信幸は大喜びで迎えますが、藤は「人違いでは?」と無表情です。

信繁の提案で、真田の郷の思い出を順番に話していきますが、藤はまったく覚えてません。縁に移動して、きりがかかに触れ「かさかさ」とつぶやきました。すると藤は、きりや梅(黒木華)と話したことを思い出し「きりちゃん、私が貸してあげた手鏡とうとう返してもらえずじまいでしたね」といいます。きりや信繁たちは大喜び!藤はやっぱり松だったんですね。

駿府城、昌幸は「関白殿下の命により、真田安房守昌幸、徳川様の与力として、力を尽くすとお誓い申します」と頭を下げました。家康は「面を上げられよ。安房守殿。武勇名高き真田安房守殿が、我らにお味方下されば、万人力にござる。よろしゅうお頼み申し上げる。これからは共に力を合わせて参りましょう」と大笑いです。真田安房守昌幸は徳川家康の与力大名となりました。

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