真田丸 ネタバレ 第15話 秀吉

真田信繁(堺雅人)は、上洛する上杉景勝(遠藤憲一)に従い、大坂を訪れます。信繁が、大坂城の豪勢な天守閣に圧倒されていると、物音がしました。部屋に戻って、居住まいを正します。すると、羽柴秀吉(小日向文世)が入ってきて「おい、早く」と言うので、信繁は秀吉と一緒に、屏風の後ろへ隠れました。

秀吉は「真田安房守の息子だな?」と聞いてきたので、信繁が「あの?」と答えます。福島正則(深水元基)が持ってきた編笠と着物に、秀吉は着替えながら「でかけるぞ。お前も来い。面白いところへ連れて行ってやる」と言いました。信繁が「もしや?」と聞くと、秀吉は「秀吉じゃ」と笑います。秀吉と正則について、信繁は裏から出て行きました。

石田三成(山本耕史)片桐且元(小林隆)が後からやって来ます。三成が「またやられた。知っておられましたね?」と聞くと、且元は胃を押さえました。

遊郭の座敷で、吉野太夫(中島亜梨沙)が舞うのを、秀吉と信繁が見とれています。正則はお酒を飲んでいました。舞い終わった太夫を、秀吉が誘いますが、太夫は「お戯れを。では、ごゆっくり」と去っていきます。正則が大きめの升で、お酒を飲んでいるのを、秀吉が笑いました。

信繁が景勝と会わなくていいのか聞くと、秀吉は「お前のおやじにはほとほと手を焼いておるぞ。大坂へ出てこいと再三言っておるのに、まったくその素振りも見せん。ケンカ売ってるのか?今更わしに逆らっても、良い事は1つもないぞ。おやじにそう言っておけ」と不機嫌になります。

三成が来て「殿下、上杉様がお待ちにございます」と言いました。秀吉が「源次郎がせっかく大坂に上ってきたので、楽しんでいきたいと言うから、しぶしぶ連れて来てやったんだ」とウソをつくと、信繁は「さようでございます。酒もよし、肴もよし、おなごもよし、さすがは大坂にございます」と合わせると、秀吉はごきげんになります。

信繁に「殿下、左様にご多忙の折に、私ごときのお頼みを叶えてくださるとは申し訳なき限り。私はぞんぶんに楽しみましたゆえ、どうかお城にお戻りくださいませ」と言われ、秀吉は大坂城へ戻りました。

信濃、上田城、真田信幸(大泉洋)が「秀吉がまた言うてきましたか」とたずねると、真田昌幸(草刈正雄)は「上洛せよ、上洛せよ、まっことうるさいヤツじゃ」と渋い顔です。信幸が「まだねばるのですか」と聞くと、昌幸は「ねばる。ここで折れては、先送りしてきた甲斐がない。秀吉がなんぼのもんじゃい。聞かせてくれ源三郎、本当にあの男が信長に代わって天下を治めると思っておるのかどうか」と聞き返します。

信幸は「わかりません。ですが信長公の家臣をはじめ、上杉も毛利も、秀吉に従ったと聞いております」と言うと、昌幸は「秀吉がそれだけの器だとわかれば、わしは喜んで、その下につこう。だがな源三郎、秀吉の勢い、今がてっぺんではないのか?後は下る一方ではないのか?信長の時のように、なりとうないのじゃ。もう少しだけ様子を見る。もう少しだけ。源次郎の知らせを待とう」と話しました。

信幸が廊下を歩いて行くと、堀田作兵衛(藤本隆宏)がすえと遊んでいます。さらに廊下を行くと、佐助(藤井隆)が出浦昌相(寺島進)から空蝉の術、火遁の術を教えてもらっていました。縁に座った信幸は庭が荒れているのを見て、こう(長野里美)たちと植え込みを直し始めます。

薫(高畑淳子)の居室、昌幸は薫の膝枕で耳掃除をしてもらっていました。昌幸が「源次郎の知らせを待っておる。秀吉がまこと天下人に足る男かどうか。源次郎は人を見る目がある。よき息子を持った」と言うと、薫は「殿、息子は1人だけではありませんよ。あなた様は昔から源次郎をひいきになさいますが。源次郎はあなたに似ています。知恵が回るところ、度胸があるところ、ちょと調子に乗りすぎるところ」と笑います。

昌幸は「確かに源三郎は源次郎に比べれば、面白みに欠ける。源三郎が真田の力となるのは、もう少し先じゃ。今は乱世。だがいずれ世の中も落ち着く。その時こそ、源三郎の出番じゃ。荒れ果てた土地を再び耕し、国を建て直す。その時こそ、あやつが役に立つのだ。あの生真面目さがな」と語りました。


夜、大坂城、景勝の部屋、景勝が「秀吉に会うのが明日になってしもうた。散々待たせておいて、無礼千万」と怒るので、信繁は秀吉と会ったと言い出せません(汗)景勝は、秀吉と会ったら真田とのことを仲立ちすると胸を叩きます。直江兼続(村上新悟)は冷静に景勝を見ていました。

石田三成邸、きり(長澤まさみ)が落雁をすすめ、大坂の町の様子を話しますが、信繁は真田への手紙を書いていて、冷たいです。三成が現れ、客人が来てるのでと信繁を連れ出しました。

三成の居室へ行くと、大谷吉継(片岡愛之助)がいます。信繁が「なぜウソをつかれたのですか?私のこと殿下にお伝えしていないとおっしゃっていましたが、殿下はご存じでしたよ」と聞くと、三成は「お誤解されるような言い方をしたのかもしれぬな」と答えました。

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そこへ家臣が「加藤清正様がお見えにございます」と知らせに来ます。加藤清正(新井浩文)は酔って正体を無くしたことを謝りに来たというので、三成は席を外しました。

三成が去ってから、信繁が三成がいきなり親しげになったのが不思議だと言うと、吉継は「曲がったところが嫌いな男だ。だから私は好きなのだが、理が立ちすぎて、人を立場で計ってしまうところがある。素っ気なかったのは、そなたを低く見ていたから。嘘をついたのも、それほど話したくなかったから」と言います。

信繁が「急に素振りが変わったのは?」と聞くと、吉継は「殿下がそなたを気に入った、その刹那、治部殿にとって真田源次郎殿は大事な人になった。とこういう訳だ」と言い、三成代わりに謝ってくれました。

「殿下は私を気に入ってくれたのでしょうか」と信繁がたずねると、吉継は「才気のある若者がお好きだ。ただ殿下はひとたび気に入った若者は、始終そばに置いておきたくなるお方。いろいろと面倒になるぞ、これから」と笑います。大谷吉継の娘がやがて、信繁の正室になるそうです。

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6月14日、上杉景勝は関白秀吉に拝謁しました。秀吉は、越後の本領を安堵し、従四位下左近衛権少将の位を与えます。ところが秀吉は「これより後、真田への肩入れは無用とせよ。真田安房守はな、お主とは違って、いくらわしが上洛せよと申しても、一向に返事をよこさぬ不届き者じゃ。懲らしめてやらねはならぬ。徳川家康がまもなく真田征伐に乗り出す。家康にとっては勝たねばならぬ戦じゃ。有り体に言えば、わしは家康に恩を売っておきたいのじゃ。ここらあたりで手懐けておきたいのよ」と打ちあけました。

それは徳川家康(内野聖陽)と真田が戦になった時、加勢するなということか?と兼続が確認すると、秀吉は「そういうことだ」と言い、千利休の点てたお茶を飲もうと笑います。

兼続と2人きりになると、景勝は「源次郎にどの面さげて会えばいいのか」と焦りました。信繁が来ると、景勝は「世に聞こえた関白秀吉も、会うてみると、ただの騒々しいおやじであった」と答えます。

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小さな茶室で、信繁、景勝、秀吉、千利休(桂文枝)が顔をあわせました。景勝が信繁を秀吉に紹介するので、信繁は「お初にお目にかかります」と言うと、秀吉は「何を申しておる?昨日、会ったろう。一緒に太夫のところにな。あ、そうか。源次郎はお主より、わしに会ったことが申し訳ないのだ。それで隠していたのだ。心優しい男だの」と笑います。

信繁はお茶の作法がわからいので、秀吉や景勝の様子を盗み見ていました。秀吉がお茶を飲み、次に景勝がお茶を飲んだところで、秀吉は「もうよい。そこまでじゃ。景勝、源次郎と先に出ていろ」と命じます。秀吉が「どうであった?」と聞くと、利休は「上杉殿、ずいぶんと心が乱れてはりましたな。どっかで踏ん切りをつけられたのでございましょう。最後は心おだやかに、茶を飲まれておりましたな」と答えました。秀吉が「わしに従うか?」と聞くと、利休は「間違いなく」と言います。

茶室前の庭、景勝は「源次郎、いや、何でもない。わしにとっては、これまでの生涯で、一番苦い茶であった」と信繁に話しました。

きりが廊下を歩いてると、ビワを持った羽柴秀次(新納慎也)が通りかかり「鷹狩の帰りに、きれいなビワを見つけたので、もいできたのだが、私はこれから会合がある。これをおば上に孫七郎からと、渡してもらえないか」と頼んできます。きりが「おば上というのは?」と聞くと、秀次は「寧さまだ。関白殿下の奥方さまだ」と説明しました。きりがビワを持って行くと、寧(鈴木京香)は「これからちょっとした集まりがあるのです。あなたも寄っていりやんせ」と誘ってくれます。

広間、秀吉、豊臣秀長(千葉哲也)且元、三成、そして信繁が集まっているところへ、秀次が遅れてきました。秀吉は、米を計る升の大きさを統一して、検地を行うと発表します。

秀吉は三成たちに仕事を任せて、信繁を連れ出し、茶々(竹内結子)の所へ行きました。そして、大蔵卿局(峯村リエ)も加えた4人で、天正カルタ、神経衰弱を始めます。信繁がどんどん当てていくので、秀吉はごきげんでした。ところが平野長泰(近藤芳正)とともに控えていた男前の立花権三(吉田ボイス)と茶々が視線を合わせてるのに気づいて、秀吉は怖い顔になります。信繁はそれに気づきました。大蔵卿局が声をかけられ、秀吉は笑顔になって、かるたをかき回します。

信繁は秀吉に連れられて、奥に庭へ行くと、秀吉の家族が集まっていました。秀吉の母・なか(山田昌)、秀吉の3才年下の弟・羽柴秀長、秀吉の父の妹の子・福島正則、秀吉の母・なかの従兄弟の子・加藤清正、秀吉の姉の長男・羽柴秀次、寧の兄の子・辰之助(のちの小早川秀秋)たちがいます。

秀吉は寧に、信繁を紹介しました。きりが「ばあ!」と寧の後ろから顔を出し、信繁は「なんでお前がいるんだ」と冷たい表情です。この日、信繁が目撃した光景は、ひょっとすると秀吉とその家族たちのごく短い幸せな時だったのかもしれません。きりが「あれが天下人?どこにでもいそうな人だけど」とばかにすると、信繁は「いや、違う。あんな人は見たことがない」とほめましたね。

大河ドラマ 真田丸 あらすじ
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