軍師官兵衛 第13回 小寺はまだか


黒田官兵衛(岡田准一)は羽柴秀吉(竹中直人)から義兄弟の誓紙をもらって、有頂天になってました。ところがそれを知った小寺政職(片岡鶴太郎)はへそを曲げてしまいます。本当に官兵衛は政職に苦労させられっぱなしですね。

天正5年(1577)姫路城、松寿丸(若山耀人)が人質として長浜城へ旅だったのと入れ替わるように、秀吉が軍勢を率い入城しました。お道(福島リラ)が荷物を運んでいるので、栗山善助(濱田岳)が「お腹の子に触るではないか」と心配するのを、井上九郎右衛門(高橋一生)が軽蔑した目でながめます(笑)

官兵衛が姫路城を丸ごと秀吉に献上すると言うので、秀吉は驚きました。その代わり秀吉は義兄弟の契を結ぶという誓紙をくれます。

狭い部屋に移らされ、お福(阿知波悟美)は文句を言ってましたが、光(中谷美紀)は播磨平定になれば元通りになると納得してました。そこへ官兵衛が秀吉から義兄弟の誓紙をもらったと大喜びでやって来ます。

竹中半兵衛(谷原章介)が櫓の上に立っているので、黒田職隆(柴田恭兵)が何をしてるのかと声をかけました。半兵衛がこの城を攻める方法を考えていたと答えると、職隆はどう攻めるのかとたずねます。半兵衛は黒田家の兵が強いので攻めるのをやめるが、調略するのにも黒田家の結束が固いので一筋縄ではいかないと答えました。


御着城、櫛橋左京進(金子ノブアキ)小河良利(磯部勉)江田善兵衛(上杉祥三)は姫路城を明け渡したことが面白くありません。小寺政職はそのことを前もって聞いていたようで官兵衛の味方です。斎の代わりに、松寿丸を人質に出してくれたことに恩義を感じてました。

三木城、官兵衛は別所長治(入江甚儀)に、姫路城に入った秀吉に会って欲しいと頼みに行きます。別所加相(ベンガル)は反対、別所重棟(佐戸井けん太)は賛成と分かれましたが、長治は姫路に行くと笑顔です。

姫路城、神吉頼定など播磨の地侍たちが秀吉に拝謁に来ます。やがて別所長治が来たと思ったら、おじの別所重棟です。長治が流行り病のため名代として来たと頭を下げます。廊下で重棟が官兵衛に、加相がごねていると打ち明けました。

そして御着城から来たのは小河良利で、政職は流行り病のため名代として来たと頭を下げます。秀吉は「播磨風邪が流行っているようじゃな。皆も気をつけよ」と立ち去り、蜂須賀小六(ピエール瀧)小一郎(嘉島典俊)は冷たい視線を官兵衛に浴びせてきました。

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御着城、官兵衛が訪ねて行くと、政職は箱庭をいじっています。官兵衛が「秀吉様は度量の広いお方でいらっしゃいます。されど此度のことではさすがに気を悪くされておられます」と言うと、政職は家臣たちが秀吉が会いに来るのが筋と言っていると他人のせいにしました。官兵衛が「それでは秀吉様から義兄弟と見込んでいただいたそれがしの面目も立ちません」と話すと、政職は「義兄弟!?義兄弟ならわしが行くまでもなかろう」と去ってしまいましたね。

姫路城、半兵衛が「播磨には官兵衛殿、別所には重棟殿が押さえになります。両名をつなぎ止めておくことが肝要でございます」と言うと、秀吉は松寿丸と重棟の娘を結婚させることを思いつきました。

長浜城の松寿丸は、虎之助のちの加藤清正(相馬眞太)市松のちの福島正則(吉田晴登)から剣のけいこでやられていました。おね(黒木瞳)が「市松、虎之助、松寿はまだ10才なのじゃ、手加減しなさい」と注意すると、松寿丸は「手加減は無用です。母は手加減して稽古しては、戦で役に立たぬといつも申しておりました。本気でやらねば身につかぬと」としっかりしてます。

姫路城、又兵衛(松島海斗)が木刀を振っていました。光のそばに座っていたおゆう(中村映里子)が「又兵衛も相手がいないと張り合いがないでしょうね」とつぶやくと、お福がにらみます。

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摂津、織田信長(江口洋介)による石山本願寺攻めはすでに7年に及んでいました。中川清秀(近江谷太朗)は「わが陣中に門徒と通じている者がおるようでございます」と報告するので、荒木村重(田中哲司)は「真の話かすぐ確かめよ!そんなことが上様のお耳にでも入ったらただでは済まぬぞ」とあわてます。

高山右近(生田斗真)は「この不毛な戦は、いつまで続くのでしょうか?それがしにとって一向宗門徒はデウスの憎き敵ながら、おのが信心を守って死んでいく姿は、見ていて何ともやりきれません。この長戦の果てには、何か恐ろしきことが待っていると思えて仕方ありません」と村重たち共々疲れきってましたね。

天正5年11月20日、信長は正親町天皇から従二位右大臣に任命されます。明智光秀(春風亭小朝)が祝いを言うと、信長は「官位などどうでもよい。それより本願寺がかたずかぬが、どうなっておる」と聞いてきました。

荒木村重が「木津川の敗戦以来、本願寺の士気が上がり、いささか攻めあぐねております。恐れながら上様、ここは本願寺と和睦してはいかがでしょう」と提案すると、信長は「何だと!臆病風に吹かれたか!兵糧だ。毛利が運びこむ兵糧を断つのだ」と万見仙千代(田中幸太朗)に図面を広げさせます。鉄甲船の図面で、九鬼嘉隆に作らせていると信長は話しました。

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職隆は半兵衛に、官兵衛が秀吉と義兄弟になって、政職がへそを曲げているのではと伝えます。それを聞いた半兵衛は官兵衛のところへ来て誓紙を見せてと頼みました。半兵衛は誓紙を受け取ると、火鉢で燃やし始めるので、官兵衛は大慌てで止め、刀を抜いて半兵衛の首につきつけます。

半兵衛は「そのような下らぬものがあるから周りが見えぬのでござる。官兵衛殿は何か大きな考え違いをされているようでござるな。誓紙などただの紙切れ。そのようなものにこだわって何になる。お主は今、秀吉様のためにと焦ってばかり。秀吉様のために手柄を立てて、喜んでいただこうとしているだけではござらんか。それで良いのか?元々目指していたものは何でござる?お主は何のために播磨中を駆けずり回っているのか。紙切れよりも大事なことがあるはず。大義の前につまらぬ面目など無用」と立ち去りましたが、廊下で咳き込み、血を吐いてましたね。

官兵衛は誓紙をたたんで、火鉢に入れて燃やしてしまいました。官兵衛は秀吉に、半兵衛に誓紙を燃やされたと話し「おかげで目の前の霧が晴れたようにございます。肝心なことは秀吉様と小寺政職様が顔を合わせ、お味方であることを確かめ合うことにございます。それゆえ秀吉様に会いに行って頂きとう存じます。どちらが会いに行くなどという細かい面目にこだわっていては、前に進みません」と頼みます。

御着城、官兵衛は母里太兵衛(速水もこみち)らと荷車を引いていきました。官兵衛が会いに行くと、小寺政職が「行かぬと言ったら、断じて行かぬ。何じゃ、この汚らしい男は」と言います。庭にひれ伏し、頬かむりをしていた男は「それがし羽柴筑前守秀吉と申します」と顔を上げました。官兵衛が「本物にございます」と言いますが、政職は信じません。秀吉が歩み寄って、流行り病が治って馳せ参じたと言うと、政職は本物とわかって頭を下げます。秀吉は播磨の西へ兵を進めるので、官兵衛を貸して欲しいと頼みました。

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天正5年11月、官兵衛は秀吉軍8千とともに福原城を攻略することになります。官兵衛は城の四方を固めるのではなく、三方だけを固め、あえて逃げ道を開けておくことで、敵を逃がそうと説明しました。半兵衛は「囲師必闕(いしひっけつ)でござるな。孫子の兵法にございます。兵を失わずに勝つには良き戦法かと存じます」とフォローしてくれます。

官兵衛が「半兵衛殿がおっしゃった紙切れよりも大事なことがわかりました。天下統一。天下統一がなれば戦がなくなります」と言うと、半兵衛は「さよう。この乱世を終わらせるのです。それこそが拙者の大義。この乱世を天下太平の世へと作り変えるのです。これほど面白い仕事はござらん。そのために我々軍師は働くのです。軍師官兵衛殿」と話しましたね。

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