おんな城主直虎 あらすじ 29話 女たちの挽歌

今回は、虎松役の寺田心くんの演技が実に見事でしたね。
井伊と徳川、武田、今川の力関係が急激に動く中で、
しの(貫地谷しほり)のことで、虎松の心も揺れ動きます

永禄10(1567)年、武田信玄(松平健)は
今川を戦の場に引きずり出すべく、嫡男・
武田義信(オレノグラフィティ)を自刃に追い込みました。

対する、今川氏真(尾上松也)は武田の天敵・上杉と
結ぶことで、戦に持ち込ませぬよう策を講じます。
井伊直虎(柴咲コウ)は、寿桂尼から涙ながらに
助けを求められました。

直虎は徳川家康(阿部サダヲ)に上杉と手を結ぶ策を
申し送ります。戦を避けるためです。
瀬名(菜々緒)が井伊からの書状を渡すと
家康は「すぐに返事はできぬが、考えておく」と答えます。

傑山(市原隼人)が井伊の使者として久しぶりの登場でしたね。
傑山から知らせを聞いて、直虎はうれしそうな笑みを浮かべました。


寿桂尼の死

永禄11(1568)年3月、春(西原亜希)が様子を見に行くと
寿桂尼(浅丘ルリ子)は寝ているように、亡くなっていました。
「わがむくろ、艮に葬るべし。死してなお、今川の家を守らん」
と遺言を残します。

龍潭寺の井戸端で、直虎は仮名目録を手にしながら
寿桂尼のための歌うように読経しました。
「女たちの挽歌」は「男たちの挽歌」からひねりましたね(汗)

小野政次(高橋一生)が駿府から戻ってくると
「もう駿府は終わりだという気配が立ち込めていました。
武田が攻め込んでくるのは、もはや避けられぬというのが
大方の見方でした」と直虎に報告します。
南渓和尚(小林薫)が常慶の来訪を告げに来ました。

松下常慶、しのを人質に要求する

松下常慶(和田正人)が来たので、直虎と南渓が面会します。
政次は陰で、その話を聞いていました。
井伊からの書状を受け、家康は上杉と結ぼうと密書を送りましたが
武田からも話が来たというのです。

武田家家臣・山県昌景(山本龍二)が
徳川家家臣・酒井忠次(みのすけ)に接触してきて
今川領に、北と西から同時に攻め、
大井川で領地を分けようと誘ってきたのでした。

常慶の話を聞いて、直虎は徳川の味方になりたいと
悩みながらも伝えます。
すると常慶は「人質に虎松さまの母君を頂きとうございます」
と要求してきました。

直虎が驚き、南渓が「今川の手前、人質を三河によこすわけにも
まいらぬであろう」と言うと
常慶は「私の実家の松下ではどうかと。松下は引間にありますゆえ
そこに嫁ぐという形ならば、目に留まる事はないかと」
としっかり考えてきています。

直虎が「虎松には父がおらぬ。この上、母まで奪えというのか」
と怒りますが
常慶は「では、お考え下さいませ。近くまた参ります」
とクールに去っていきました。

話を聞いていた政次が「勇み足になってしまいましたな。
言いにくければ、私からしの殿にお伝えしましょうか」と言うと
直虎は「われから言う。せめて、ののしりくらいは受けねばの。
直親は草葉の陰で怒っておろうな」と涙目です。

しのは人質に納得するが、虎松は大反対

虎松がすらすらと書を諳んじ、朝飯前と自慢するので
昊天(小松和重)は感心していました。

直虎は新野の屋敷を訪ね、しのに人質のことをお願いします。
しのは気賀が手に入って、図に乗ってるのでは?
人質を求められるなど、失策に程があると怒りますが
最後は「虎松には、なんと話せばよろしゅうございますか?」
とわかってくれました。

しの(貫地谷しほり)が虎松の部屋で待ってると、
あやめ(光浦靖子)とともに、虎松(寺田心)が帰ってきます。
しのは「母は殿のお申し付けで、嫁がなくてはならなくなりました。
殿の命により、よその家に行くことになったのです」
と虎松の手を取って話しました。

龍潭寺で、直虎が南渓に、しのはわかってくれたと話してると
虎松が来て「取り消してくださいませ。母は行きたくないそうです」
と訴えてきます。

さらに虎松は南渓に「答えは1つではないですよね。いつもそう
言うておられますよね」と迫ってきました。
その上、虎松は直虎に、阿呆なのではとまで言い出し
南渓は「因果因果」と笑って逃げ出します(笑)

直虎は虎松に、人質は井伊にとって大事な人なら
誰でも構わないと言いました。

一方、しのは南渓に、虎松にとって、良い修行になるので
わざと行きたくないと言ったと打ち明け、1つ何か頼みます。
しのは人質に納得しますが、虎松は大反対してきましたね。


あやめを嫁がせる策は却下

直虎は政次と話し合います。
徳川でなく、いっそ武田と結んでは直虎が言うと
遠江一帯が徳川領になるので、その中にぽつりと
武田領があっては変だと政次は反対しました。

井伊家の館、直虎、瀬戸方久(ムロツヨシ)
祐椿尼(財前直見)が話していると
虎松が、あやめと一緒にやって来ます。

虎松は、あやめを自分の母親として、嫁いでもらったらと
提案しました。先方は、しのの顔を知らないからです。

直虎は「もし偽っておったことが明るみに出れば
私も、あやめ殿も叩き斬られることになろうの。
井伊のためにもならぬ。その策は請け負えぬ。
請け負いかねる、虎松」と真顔で却下しました。
虎松は涙目で、あやめと帰っていきます。

新野の屋敷、虎松は寝ていましたが、
ほほには涙の跡がありました。
直虎が訪ねていって、詫びようと頭を下げようとすると
しのは直虎の頭を手で止めます(笑)

しのは、虎松はいずれ当主となり、近いしものを人質に出す
良い機会なので、あえて行きたく無いと言ったと話しました。
それから、1つお願いがあると切り出し、しのが嫁ぐことが
井伊にとって良い取引になるよう使ってと頼みます。

寺田心くん、貫地谷しほりさんの名シーン

しのは目を覚ました虎松に「虎松が考えている間に
母も考えたことがあるのです。母はやはり行きたくなって
しもうたのですが。行ってよいですか」と聞きました。

虎松が「何故に?」と聞くと
しのは「父上がそう望まれているからです。そなたの父上は
あるお家と仲良くしようとし、殺されてしまいました。
こたび母が嫁ぐのは、そのお家と再び仲良くするためです。

父上の志を、母が継ぐことができる。
考えてみれば、これは大層やりがいのあることです。
ゆえに行かせてくれませんか?」と頼みます。

虎松は「うそじゃ。母上はうそをついておられる。
まことは行きたくないはずじゃ。うそじゃ。
母上は虎松と離れたくないはずじゃ。
母上は虎松のことが、一番お好きなはずじゃ。
一番大事なはずじゃ」と泣きながら訴えました。

しのは虎松を抱きしめ「その通りです。虎松は母の宝です。
だからこそ大事にしたいのです。母は虎松に味方を作って
やりたいのです。母が嫁げば、そこは井伊のお味方となるし
子ができれば、そなたの兄弟が増えまする。虎松にたくさん
味方を作ってやりたいのです。ゆえに笑って送り出して
くれませんか」と頼みます。

虎松は手で涙をぬぐと「お行きになるまで毎晩
虎松とともに寝てくだされ」と言うと
しのは「もちろんですとも」と泣き出しました。
寺田心くん、貫地谷しほりさんの名シーンでしたね。

喜びに満ちた日々

しのは龍潭寺の境内へ行って
南渓とともに、苗木を植えます。

新野の屋敷へ戻って、しのは虎松に
井伊直親(三浦春馬)の笛を渡しますが
虎松はうまく吹けません。

龍潭寺へ常慶がやって来ます。
直虎は、しのを松下家に人質に出すための
条件を1つ出しました。

常慶が口を挟もうとすると
直虎は「ならば井伊は武田と結ぶがよいか!」
とすごみます。
常慶は「お伺いいたしましょう」と黙りました。

徳川が攻め入ってきたら、城を明け渡すが
その先、兵は出さないというのです。

井伊と気賀以外の安堵は求めないと直虎は言い
「我々の望むことは、喜びに満ちた日々。
井伊のめざすところは、民百姓一人残らず殺さぬことじゃ」
と話します。

常慶は「承知致しました。徳川様には左様お伝えいたします」
と去っていきました。
中野直之(矢本悠馬)奥山六左衛門(田中美央)は
三河と結んだと知って、驚きます。


井伊直親の笛の音

しのが輿に乗って、引間へと旅立つ途中
笛の音が聞こえてきました。
虎松が、新野の屋敷で、直親の笛を吹いていたのです。

直虎と虎松は龍潭寺に、梛の木の苗木を見つけました。
梛(なぎ)の木は、災いを避ける木とも
良縁を結ぶ木とも、愛しい者の無事を祈る木とも
言われているのです。

直虎が「誰が植えたのじゃろうの」と言うと
虎松は涙を堪えました。
離れたところから南渓が見ています。

寿桂尼が最期に仕掛けた罠

駿府の今川館へ、山県昌景が来て
今川氏真、関口氏経(矢島健一)に
「今川様は上杉と結ばれているらしいとのこと。
しかし遠江を我ら武田に渡してくだされば
忘れてもよいと我が主が申しております」
と迫ってきました。

今川家家臣・朝比奈泰勝(ヨシダ朝)が乱入し
床に生首を放り込み「武田に調略された当家の家臣の首じゃ。
和睦を破っておられるはどちらか、主に問うてみよ」
と叫びます。

山県昌景は「では左様に致しまする」と去っていきました。
これをもって今川と武田の決裂は表立ってしまいます。

武田信玄は「う~ん、フフフ、ハハハ」と
うれしそうに、魚をほおばってました。
松平健さん、やはり絵になりますね!

関口氏経は朝比奈泰勝を叱りつけますが
今川氏真は「もはや戦しかあるまい。上杉、北条を味方とすれば
負けるとは限らん。国衆どもを集め、戦備えを申し付けよ。
内通が明らかになった者は、ためらわず斬れ」と命じます。

氏経が「太守様、大方様が言い残されました井伊の件は
いかが致しましょうや?」と聞くと
氏真は「進めよ」と命じました。
寿桂尼が最期に仕掛けた罠が、動き始めます。

井伊家の館の主殿、家臣たちが集まる前で
直虎は虎松に「今日から我がそなたの養母となるが
母とは思わんで良い。我には、しの殿の代わりはできぬし
我のことは父と思うて欲しい。よいか?」と聞きました。
虎松は「はい!」といい返事をしましたね。

大河ドラマ おんな城主 直虎 あらすじ
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