おんな城主直虎 あらすじ 28話 死の帳面

松平健さんが演じる武田信玄が初登場しました。
そして浅丘ルリ子さんが演じる寿桂尼との直接対決は
実に見応えがありましたね。

武田義信(オレノグラフィティ)が自害したと知り
今川氏真(尾上松也)は「どいつも、こいつも、
余をバカにしおって」と怒りました。

関口氏経(矢島健一)が「武田義信殿がご自害…」と言うと
氏真は「自害などではない。親の仕業に決まっておる。
あの鬼に殺されたに決まっておる」と言います。

そこへ寿桂尼(浅丘ルリ子)が来て
「そのお話は後にいたしましょう。太守様、鈴を直ちに
駿府へお返し頂くよう武田に書状を。龍王!早う」と言いました。
氏真は「祐筆を呼べ」と家臣に命じます。

武田義信の妻、今川氏真の妹である鈴(岸茉莉)は、夫亡き後
甲斐に止め置かれていたのです。


松平健さん VS. 浅丘ルリ子さん

寿桂尼が今川の使者として、甲斐にやってきたと聞いて
武田信玄は「心の臓がいかれておったのではなかったのか!
化け物か、あのばばあは」とあきれました。

主殿に座っている寿桂尼に、信玄は「これはこれは尼御台様、
お久しゅうございます」と声をかけます。
寿桂尼は「久しいの、晴信殿」と余裕で返しました。
松平健さん VS. 浅丘ルリ子さんです!

武田信玄「お具合がよろしゅうないと聞いておりましたが
ご息災で何よりでございます」
寿桂尼「神仏も我には会とうないようにございます(笑)」
信玄「それは神仏も正直なことを(笑)」

寿桂尼「こたびはご子息を亡くさましたこと、
心よりおいたみ申し上げます」
信玄「義信が謀反は周りの者に乗せられたまでのこと。
私としては頭が冷えるのを待っておったのですが
自害いたしましてな」

寿桂尼「晴信殿、ご謀反の種になりましたは、わが孫娘。
この上は駿府に引き取り、亡き夫の菩提を弔わせとう存じます」
信玄「しかし、肝心のあれが帰りたがっておらぬゆえ。
償いに武田に尽くしたいと申すのじゃ」

武田信玄 VS. 寿桂尼

寿桂尼が「なんという思い上がり、我が説き伏せましょう、
いずこに」と立ち上がると
信玄「今は気鬱で伏せっておりますゆえ、話などとても」
寿桂尼「気鬱ぐらいで情けない。それもまとめて説き伏せましょう」
信玄「まあまあ、わしが説き伏せ、必ず駿府に戻しますゆえ」
と慌てて、立ち上がります。

寿桂尼「お忙しいそなたに、お手間をおかけし
申し訳のうございますが、よろしゅうお計らいくださいませ」
信玄「フフフ」と背を向けました。

寿桂尼「そうそう京にいらっしゃるお父上、便りはございますか」
信玄「今は親とも子とも思うておりませぬゆえ」
寿桂尼「さようにございますか。お父上は織田方とも
よろしくおつきあいをしておられるようですよ。
老婆心ながら、そなたほどのお方が
尾張の若造に足をすくわれませぬように」

信玄は振り返り「ご忠告、痛み入ります」と笑うと
寿桂尼も笑って返しました。
武田信玄 VS. 寿桂尼、圧巻の演技合戦でしたね。

寿桂尼、北条に仲立ちを頼む

今川館に戻ってきた寿桂尼を春(西原亜希)が気遣います。
氏真が「おばばさま、首尾はいかがでしたか?」と聞くと
寿桂尼は「鈴は武田にとっては決め手となる人質です。
われが行ったくらいで手放す訳が」と答えました。

氏真「では、何のために行かれたのですか?」
寿桂尼「シテにお出ましいただきやすくするためです」
氏真「シテに?」
寿桂尼「春殿、お父上に仲立ちをお頼みしたいので
一筆したためていただけるかの」
氏真「北条に!?では初めからそうすればよかったのでは
ございませぬか?」

寿桂尼は「じかに関わる者同士が話し合うておらぬ場に
じゃしゃり出るのは、北条も望むまい。武田は北条には
まだ大切な味方…」と苦しそうにしはじめますが
「では書状が出来たら声を」と言います。

氏真と春が、寿桂尼自ら北条へも行くのかと驚くと
寿桂尼は「われが行くから、よいのです。ばばのこの有様は
哀れを誘いましょう。春、頼みましたよ」と説明しました。

品川徹さん、北条幻庵役

壊れかけた心の臓を抱えた寿桂尼の、文字通り命がけの奔走が
功を奏し、北条の仲裁によって、鈴とその娘は、今川に戻される
ことになります。

武田信玄は北条幻庵(品川徹)に、1つの条件を要求しました。
北条幻庵は今川館へ来て、今川氏真と寿桂尼に誓詞を出すよう
信玄が要求していると伝えました。
品川徹さんが、北条幻庵役で初登場でしたね。

氏真「何を今さら、織田と結び横紙破りをしたのは武田ではないか」
幻庵「武田は戦がしたのです。今の今川に勝ち目があるとお思いか?」
氏真「勝てぬ今川にしたのは私じゃとでも言いたいか」
寿桂尼「太守様、労を取って頂いたのでございますよ。

氏真「桶狭間で我らがどれほどの家臣を失い、
その後もどれほどの不運に見舞われたかご存じか!」

寿桂尼「お見苦しや、太守様。
泣き言を言うた者から負けるのです、祐筆を」

できあがった誓詞を幻庵がチェックし
寿桂尼に促され、氏真は花押を入れました。

武田と今川の争いは一応の決着を見ましたが、
それは皮肉にも氏真と寿桂尼の間に亀裂を産み
それから氏真は化粧をして、踊りふけるようになったのです。


瀬戸方久、堀川城の城代になる

気賀・堀川城、井伊直虎(柴咲コウ)は堀川城落成の日を迎えて
いました。
瀬戸方久(ムロツヨシ)は直虎から堀川城の城代に指名され
驚きます。
中村与太夫(本田博太郎)伊勢屋(松尾貴史)熊野屋(小倉一郎)
舞坂屋(春海四方)鈴木屋(前田淳)も賛成してくれました。

直虎が瀬戸や祝田も召し上げないと約束します。
方久は「カン、カン、カン」と大喜びし
「この瀬戸方久、お預かりするからには、この気賀の町を
を銭のうなる地に変えてみせましょう!」と宣言し
みんな歓声を上げました。

龍雲丸(柳楽優弥)たちもやってきて
「ここから世を変えねばなねえんで」と笑うと
直虎も満面の笑顔を見せます。

寿桂尼、倒れる

今川館、寿桂尼は「ようやく上杉との盟約が整いましたので
上杉輝虎殿への書状は太守様に考えて頂きたいのです」と言うと
氏真は「祐筆にお書かせくだされば、最後は花押はお入れしますよ」
とやる気がありません(泣)

寿桂尼は「出過ぎたまねをしたことは謝ります。
なれど武田の古狸にせよ、北条にせよ。ばばのほうが
古くから知っておるだけのこと。それを使うたほうが
早いと思うただけのことです」と言います。

氏真が「では上杉も古くからご存じでしょう」とふてくされると
寿桂尼は「ばばはいつまでおれるかわからぬのです」と苦しみだし
氏真は「ばばさま、ばばさま」と大慌て!
寿桂尼は褥に横たわります。

寿桂尼の復活

夜、氏真が「余のせいじゃ。余がうつけゆえ、お命を縮めて
しまったのじゃ」と後悔しました。

春は「この、うつけ!春は殿を一度もさようなに思うたことなど
ござりませぬ。むしろ、向かい風ばかりの中でよう耐え忍んで
おられると。なれど今は初めてそう思うたかもしれませぬ。
お扇子が逆さにございます」と叱咤激励します。

氏真は家臣を呼んで「館中の笛を集めよ。鼓も琵琶も!
大方様にお聞かせするのじゃ」と命じました。

氏真たちが奏でる調べを聞いていた寿桂尼に
光が当たり、やがて寿桂尼が目を覚まします。

寿桂尼が立ち上がって、障子を開けて、庭に出ると
色とりどりの衣に身を包んだ家臣たちの中で
今川義元(春風亭昇太)龍王丸(中川翼)が蹴鞠をしていました。

寿桂尼が目を覚まします。
氏真が「おばば様、よくお戻りに」と声をかけると
寿桂尼は「太守様、辛い思いをさせましたね。許してくだされ。
ばばはただ取り戻したいだけなのです。光に満ちた今川を。
そなたと共に。今川のために」と氏真の手を握りました。

氏真は「おばば様、龍王にお教えくださいませ。
そのために何をなせばよいのか」と寿桂尼の手を握り返します。

井伊直虎、今川から寝返る!?

龍潭寺の井戸端で、小野政次(高橋一生)は直虎に
「そろそろ戦のことを考えたほうがよろしいかもしれませぬ。
裏では、武田は攻め込む手はずを整えておりましょうし
どうやら再び大方様のお具合もよろしくないようにございます。
そろそろ何か手を打たねばならりますまい」と話しました。

直虎は「われらも寝返る支度をということか」と言うと
政次は「はい」と答えます。

直虎が執務室で仮名目録を広げ、寿桂尼のことを思い出してると
南渓和尚(小林薫)がやってきました。
直虎が「大方様は私にとって敵であったのか、味方であったのか」
と相談すると
南渓は「ずばり聞いてみては?」と寿桂尼からの文を出します。


井伊直虎と寿桂尼

直虎は今川館で寿桂尼と面会しました。
直虎は井伊で出来上がったカラフルな綿花をプレゼントし
後見の許しを得て、3年になってここまでになったと言うと
寿桂尼は大したものだとほめてくれます。

寿桂尼が「そなた、あれをどう思うておる、直親のことじゃ。
恨むなというほうが無理であろうの。今でも恨んでおろう」
と聞いてきました。

直虎は「家を守るということは、きれい事だけでは達せられませぬ。
狂うてでもおらねば、己の手を汚すことが愉快な者など
おりますまい。汚さざるをえなかった者の闇は
どれほどのものかと、そう思います」と答えます。

寿桂尼は「年端もいかぬ小さな女子が、ただひたすら鞠を蹴って
おった姿は、いまだに忘れられぬ。瀬名の命乞いに乗り込んできた
とき、徳政を覆しにきたとき、そなたがわが娘であればと
ずっと思うておりました」と涙を浮かべました。

直虎は「直虎と名乗りましたばかりの頃、まだ右も左も分からず
南渓和尚より渡されたのは、仮名目録にございました。これは女子が
大方様がお作りなったのだと聞き、どれほど励まされたことか」
と涙目で話します。

寿桂尼は「うれしいことを。知っていなさると思うが
今川は武田に戦を仕掛けられそうになっておる。
井伊殿、どうかわが亡き後も今川を見捨てないでおくれ。
そなたの才覚をもって、太守様を支えて欲しいのじゃ」
と頼むので
直虎は「ご安心くだりませ」と頭を下げました。
井伊直虎と寿桂尼、しっかり心を通わせましたね。

寿桂尼の帳面

廊下で、直虎とすれ違いで、水野が寿桂尼のもとへ
入って行きました。

井伊谷へ戻った直虎は政次に、寿桂尼は縁のある方、
一人ひとりにお別れしていると伝えました。

政次はすこしでも離反を食い止めようとしているのだろうと言うと
直虎は「それでも、我らは寝返るのじゃな。すべての恩を忘れ」
とため息まじりにぼやくと
政次は「井伊のお家を守るためです」と言います。

今川館、氏真が扇子を振ると、水野は粛清されてしまいました。
寿桂尼の帳面の水野の上に、☓がついていて
直虎の上にも、☓がついています。
氏真が「何故、井伊は信用できぬとされたのですか?」
と聞きました。

寿桂尼は「あれは家を守るということを、きれい事だけでは
達せられぬと言うたのじゃ。いつも我が己を許すために
己にはいている言葉じゃ。恐らく、同じようなことを
常日頃思うておるのであろう。われに似た女子は、衰えた主家に
義理立てなど決してせぬ」と言います。

氏真が「では井伊については筋書きとおりに?」と聞くと
寿桂尼は「ええ、折を見て、例の話をお進めくだされ」
と頼みました。

井伊家と徳川家

龍潭寺で、直虎、政次、南渓は地図を広げながら
情勢を話し合います。

今川は上杉と手を結ぼうとしているので、
武田は三方から囲まれ、上杉と武田は犬猿の仲なので
武田は苦しくなると南渓が説明しました。

直虎は、徳川と組むよう持ちかければ
戦にならないのではと思いつきます。

岡崎城、瀬名(菜々緒)が、囲碁をしている
徳川家康(阿部サダヲ)の元へ駆け込んできて
井伊から書状が来ましたと報告しました。

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