軍師官兵衛 第12回 人質松寿丸


黒田官兵衛(岡田准一)は松寿丸(若山耀人)を人質に出すことになります。光(中谷美紀)は強く反対してましたが、松寿丸自ら人質に行くと言い出しました。しっかりしてます!官兵衛の君主である小寺政職(片岡鶴太郎)が斎(相澤侑我)を人質に出すのを渋ったためということを、今回初めて知りました。官兵衛は政職にまた振り回されてしまってましたね。

天正5年(1577)8月、お道(福島リラ)がみごもったというので、官兵衛たちは大喜びです。栗山善助(濱田岳)は「お道、でかした」と走り出します。

安土城、織田信長(江口洋介)は丹羽長秀(勝野洋)明智光秀(春風亭小朝)とともに、豪商が持ってきた茶器を眺めてました。信長は「平蜘蛛には及ばない」と、松永久秀(ミッキー・カーチス)が離そうとしない名品に未練があるようです。そこへ万見仙千代(田中幸太朗)が、信貴山の松永久秀の謀反の知らせを持ってきました。

信長は羽柴秀吉(竹中直人)に「播磨は久秀が片づいてからだ。そちもわしの命に背いたこと夢々忘れるな。まず人質じゃ。播磨の主だった者から人質を取れ!久秀の二の舞いは許さん」と命じます。


御着城、官兵衛が人質のことを伝えると、小寺政職は「やはり斎か」と浮かない顔です。夜、政職が斎とゲームをしてると、お紺(高岡早紀)がやって来ました。斎を寝かせてから、お紺は「一人息子を人質に出さねばならぬとは…。殿は織田と命運をともにするお覚悟が出来ておられるのですね。あの子の命がかかっているのです。揺るぎないお覚悟で!」と話します。

9月9日、重陽の節句の宴が黒田職隆(柴田恭兵)の屋敷で行われました。ぬい(藤吉久美子)黒田休夢(隆大介)黒田兵庫助(植木祥平)たちが集まっているところへ、光と松寿丸も来て、笑顔が広がります。

黒田職隆は松寿丸に、官兵衛は幼い頃から兵法書を読んでいたので、救われたことがあると話し「黒田は大きな家ではない。ひとたび嵐が吹き荒れれば、吹き飛んでしまうほどの小さな家じゃ。それゆえ我らと家臣が堅い絆で結ばれ、互いに支えあうことで、生き残ってきた。大事なのは家中の結束じゃ。そのためには当主は皆に慕われるような男でなければならぬ。松寿、お前もいつかはそのような立派な男になるのじゃぞ」と言い聞かせます。

遅れてきた官兵衛は、斎が病に臥せっているので、政職が人質のことを先延ばしにしようとしてると報告しました。松寿丸は「父上、私に何か出来ることがあれば、何なりとお申し付け下さい。お役に立ちたいのです」とはっきり言います。

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信貴山城、松永久秀は籠城を続けていました。松永久通が人質に取られている弟たちが無事では済まないと心配しますが、久秀は「仕方あるまい。それが人質に運命じゃ。おお、いつ見てもほれぼれするの」と平蜘蛛をうっとりと眺めています。

安土城、信長はお濃(内田有紀)織田信忠(中村倫也)と茶室にいました。信忠が岐阜城の城主は荷が重いと弱気に言うと、信長は「お前の代わりはいくらでもおる。親子の絆などに頼っていては、いつか足を救われる。信忠、お前が総大将となり松永久秀を討て!己が織田の当主であることを忘れるな」と命じます。

官兵衛から人質を先延ばしにして欲しいと書状を受け取ると、秀吉は「何をしておる」と驚き、竹中半兵衛(谷原章介)も「またでございますか。別所、赤松もとうに人質を出しております」とあきれてました。

斎が病で苦しんでいるのを政職に見せられ、井上九郎右衛門(高橋一生)母里太兵衛(速水もこみち)からどうするのか迫られ、官兵衛は迷います。

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京から戻った伊吹文四郎(遠藤要)が光たちに、松永久秀の息子は13と12なのに、命を奪われたと伝えました。そこへ官兵衛が戻ってきて、光に話があると2人きりになります。官兵衛は「心して聞け。小寺の人質として、松寿を織田家に差し出そうと思う」と話しました。

光は「それはなりません!小寺の人質になにゆえ松寿を出さねばならぬのです!小寺家から出すのが筋です。松寿は黒田家の一粒種なのですよ。得心がいきません!いくら殿の仰せでも、こればかりは聞けませぬ。謀反を起こせば、松永殿のように、人質になった子は、殺されてしまいます」と涙ながらに大反対します。外で又兵衛(松島海斗)と剣の稽古をしていた松寿丸がは2人の会話を聞いてましたね。

10月10日、織田信忠軍の猛攻にさらされ、信貴山城の天守閣の松永久秀は平蜘蛛に爆弾をつめこんで、爆死します。安芸吉田郡山城、久秀の最期を知った小早川隆景(鶴見辰吾)吉川元春(吉見一豊)毛利輝元(三浦孝太)は、いよいよ織田が播磨に来ると話していました。

姫路城、官兵衛と光が向き合っていると、松寿丸が来て「私が人質に参ります。昔、父上が子どもの頃、黒田の家を救ったことがあると、おじじ様からお聞きしました。松寿も黒田の家を救いとうございます。父上をお支えしたいのです。黒田は小さな家なのでみんなで支え合わねば、生き残れませぬ。私もお役に立ちたいのです」としっかりしてますね。

光は松寿丸のほほをたたき「お前に何かあったらわらわは生きていけぬ」と抱きしめます。松寿丸は「見聞を広めたいのです。おじじ様に言われました。見聞を広めろと。私は広い世の中を見とうございます。そして父上やおじじ様のような立派な男になりたいのです。母上、泣かないで下さい。松寿はきっと無事に帰ってきます。約束します。母上を悲しませたりいたしません」とすっかり大人です。

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夜、官兵衛は「松寿、人質というのは御着の小寺と、この黒田家を守る大事なお役目だ。播磨を1人離れるのは辛かろうが、いつか必ず迎えに来る。それまで何があっても、命を大事に、しかと生きよ」と言うと、松寿丸は「黒田の名に恥じぬよういたします」と答えました。

安土城へ到着し、官兵衛と松寿丸が信長と信忠に面会します。小寺の息子でないことに信長が不満のようなので、官兵衛は「この松寿丸はそれがしのたった1人の、我が命より大事な息子でございます。それを差し出すは、この一命を差し出すのと同じにございます。それがしが命に代えましても、小寺家を織田様に従わせまする。それがしをお信じ頂きたい。もし信用できぬと仰せならば、この場でそれがしをお斬り頂きたい」と話しました。信長は「親子の情か。わしにはわからぬ。官兵衛、松寿丸は秀吉に預ける。秀吉を助け、毛利を滅ぼせ」と命じます。

長浜城、官兵衛が松寿丸を連れて行くと、秀吉とおね(黒木瞳)が笑顔で迎えてくれました。やがて秀吉は兵を率いて出陣し、姫路城へ入りましたね。

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