真田丸 ネタバレ 第21話 戦端

豊臣秀吉(小日向文世)は後陽成天皇の聚楽第行幸を実現させました。その翌年、茶々(竹内結子)が男子を出産し、お捨と名付けられます。

石田三成(山本耕史)が「北条がまたもや上洛を断ってまいりました」と報告し、徳川家康(内野聖陽)が「北条にも弱ったものですな」と大声で言いました。秀吉は小声で「静かに。ようやく寝たところだ。関白をないがしろにしおって。源次郎」とお捨を真田信繁(堺雅人)に預けます。

秀吉が「北条氏政とはどのような男じゃ?」と聞くと、家康は「早雲より数えて四代目、関八州の覇者たる誇りと自信を、1人で背負いこんだような男でございます」と答えました。秀吉が「討ち滅ぼすか」と言うと、三成は「おそれながら、殿下今は力を養う時と心得ます。残すところは関東と奥羽のみ。ここは慌てずにじっくりと腰を据えかかられてもよろしいかと」と言います。

家康が「北条なんぞもはや殿下の敵にあらず。放っておいてもそのうち頭を下げてきましょう」と言うと、秀吉は「一刻も早く天下統一を果たしたいのじゃ!お捨のためにも早う日の本から戦をなくしたいのじゃ」と話しました。お捨てが泣き出し、信繁は秀吉に泣きつきます(笑)

秀吉が「佐吉、北条攻めじゃ」と命じ、三成が「早速、戦の手配を」と答えました。

執務室、大谷吉継(片岡愛之助)は「しかし気になるな。殿下がそこまで急がれるのか」と不思議に思うと、三成は「誰かの入れ知恵に決まっておる。源次郎。この数日の間に殿下は利休のところへは行かなかったか」と聞きます。

信繁は「お察しのとおりでございます」と答えました。茶室で、千利休(桂文枝)は秀吉に「おやりなはれ。殿下は今、お捨様もお生まれとなり大きな波に乗っておられる。しかし、波とは寄せては引くもの。この機を逃さず一刻も早く日の本を治め、お子が安心して暮らせる世の中をおつくり下されませ。北条、潰しなはれ」と言ったのです。

茶々の居室、茶々、寧(鈴木京香)大蔵卿局(峯村リエ)阿茶局(斉藤由貴)がお捨の顔が、お市や織田信長や秀吉に似ていると話していました。

阿茶局が茶々たちの様子を報告すると、本多正信(近藤正臣)は「お世継ぎご誕生によりあちらこちらに火種がくすぶってまいりましたな」と言います。家康が「他には?」と聞くと、正信は「近江中納言様。殿下の甥御・秀次様にございますよ。殿下の跡を継ぐのは己じゃと思うていたはず。若が産まれて心穏やかではないでしょうな」と話しました。


庭で、秀吉がお捨をあやしているのを、きり(長澤まさみ)豊臣秀次(新納慎也)が少し離れたところで見ています。秀次は自分は跡継ぎの器でないので、お捨が生まれてホッとしていると打ち明け、風車をきりに託し去って行きました。きりと信繁はケンカしてしまいます。茶々から「源次郎にも子がいましたね」と聞かれ、信繁は「殿下の様子を見て、会いたくなりました」と答えました。

信濃、堀田作兵衛(藤本隆宏)は鳥の羽根で風車を作って、5つになる信繁の娘・すえに渡します。上田城、真田信幸(大泉洋)はどうして食事に手をつけないと聞くと、稲(吉田羊)は味が濃いと言って、薄味の梅干しを食べました。

居室へ戻って、信幸が高梨内記(中原丈雄)に、稲のことを愚痴っていると、河原綱家(大野泰広)が「本多平八郎殿がお見えです」と知らせに来ます。信幸があいさつに行くと、稲と本多忠勝(藤岡弘、)がみかんを食べていました(汗)

松(木村佳乃)が来て、とり(草笛光子)が風邪をひいたようだと知らせに来たので、信幸が行ってみると、とりが寝ていました。薫(高畑淳子)も心配そうです。こう(長野里美)はおかゆと古漬けを持ってきましたが、すりごまを忘れたと元気に去って行きました(笑)

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国境の寺、北条氏政(高嶋政伸)板部岡江雪斎(山西惇)が正信に案内され部屋へ入ると、家康が待っていました。氏政は「あらかじめ断っておくが、わしは秀吉なんぞには従わん」と言うと、家康は「ここだけの話でござるぞ。それがしとて、いつまでも秀吉の下につこうとなど思っておりません」と言います。

氏政がなぜかと聞くと、家康は「今、戦を起こしても勝ち目はないからでございます」と答えました。氏政が「小牧長久手ではそなたは勝った」と言うと、家康は「あれからさらに秀吉は力をつけ、今や天下統一に王手をかけております。長いものには巻かれよとは決して卑怯者の方便ではござらぬ。生き延びるための知恵と心得られませ」と言います。

「何ゆえ徳川殿はわしを説き伏せようとする?」と氏政がたずねると、家康は「北条と徳川は長年にわたり敵となったり味方となったり、まさに複雑怪奇な間柄。されど今は長年の戦仲間と思うております。北条殿にはこれからも関東の覇者としてご健在であって頂きたい。この気持ちうそ偽りはござらぬ」と話しました。

氏政が「おもしろいな」と言うと、家康は「上洛し形だけでも秀吉に頭を下げる。それだけの事。あとは何も変わらぬ。わしも上杉も上杉も真田も、皆そうしてまいった。北条の家と領地を守るため。それでも上洛を拒まれるのであれば、残念ながら我らの間も考えねばなりませぬぞ。手切れとなれば氏直殿に嫁がせた我が娘も返して頂くつもりでござる」と迫ります。

氏政が「上洛の事はもう一度 持ち帰ってゆっくり考えるとしよう。しかし、これだけは誓って言う。いずれ北条は秀吉を倒す」と言うと、家康は「心してかかられませ。さもなくば、北条は滅びますぞ」と警告しました。

2人きりになって正信が「まこと、うそ偽りはございませんのですか?」と聞くと、家康は「確かに北条には滅んでもらった方がどれだけ助かるか。しかし心底救ってやりたくなったのだ。何の得にもならんが、たまには得にならん事もしてみたくなるもの。いかんか」と聞き返し、正信は「それでこそ我らが殿」と褒めます。

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相模、小田原城、氏政は北条氏直(細田善彦)江雪斎に「上洛するに当たって当方の条件を伝える。沼田じゃ。我が北条のものであるにも関わらず、いまだに真田がのさばっておる。沼田を真田から取り戻す。それと引き換えの上洛じゃ。さよう秀吉に伝えよ」と命じました。

聚楽第、秀吉が「なめよって氏政め」と言うと、三成は「しかしながら、それで上洛するというのならむしろ好都合ではございませぬか。沼田を真田から取り上げ北条に渡す。その采配を殿下が行うのです。天下惣無事のお心にもかなっております。殿下は大名同士の勝手な争いを禁じられました。そのよき手本になるかと」と言い、秀吉は「なるほど。しかし真田が納得せんだろう」と言います。

執務室、三成は信繁に、北条が沼田を要求してると伝え「安房守を京へ召し出すことにした。おぬしが直に諭せ」と命じました。

上田城、真田昌幸(草刈正雄)は信幸に、上洛することになったので京の屋敷の様子も見てくると言って、図面を出します。隠し扉の部分に赤が入れてありました。

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京、真田屋敷、昌幸は出浦昌相(寺島進)とともにやって来ました。信繁が沼田のことを伝えると、昌幸は「そんな事ができるか!今更沼田を北条に渡せる訳ないだろう!どうしても沼田が欲しければ力ずくで攻め取るがよい!わしはいくらでも受けて立つ!北条にそう伝えろ」と怒ります。

信繁は三成に不首尾を伝えました。すると吉継が「いっそこういうのはどうじゃ?北条殿と真田殿を引き合わせ殿下の御前でとことん談判をさせるのだ。戦ではない話し合いで落着させる。その上で、本来沼田を治めるべきは北条か真田か、殿下が白黒はっきりおつけになるというのは」と提案しました。

秀吉は吉継の提案に賛成し、氏政と家康も京へ呼ばれることになります。しかし氏政は「上洛はせぬ」と断り、氏直の名代として、江雪斎が上洛しました。そのことを聞いた家康は「氏政め、おとなしく上洛すればよいものを。沼田、沼田。まるで喉に刺さった小骨じゃの」とつめを噛み、正信が上洛してきます。

正信と江雪斎しか来ないと聞いて、昌幸は「ばかにするな!あいつらが来ないならわしも降りる!当たり前じゃ!そんな場にのこのこ出ていかれるか」と怒りました。出浦は「これは好機かもしれんぞ。1人の兵も失わず、沼田を守り抜けるのだ」とフォローしますが、昌幸は「うるさい」と怒りが収まりません。

聚楽第、三成は「今は北条と戦う時ではない。戦えば未曽有の大戦になる。大戦になればせっかくの惣無事が台なしになる。その先には何がある?大名が互いに喰らい合う乱世に逆戻りするだけだ」、吉継は「いま一度父親を説き伏せよ」と言います。信繁が「もしかなわぬ場合?」と聞くと、吉継は「その時はおぬしが父の代わりをするしかあるまい」と話しました。

数日後、信繁が聚楽第の洋風の広間へ入って行くと、江雪斎が座っていました。信繁が「真田安房守の名代、源次郎信繁にございます」とあいさつすると、江雪斎は「北条左京大夫が名代、板部岡江雪斎」と返します。やがて正信がやって来ました。

信繁がさりげなく廊下へ出て、別の部屋へ入って行くと、昌幸がいました(笑)信繁が「父上、ここに隠れているくらいなら一緒に向こうに参りませぬか?」と聞くと、昌幸は「わしは出ていかん。決めた。お前がやるんじゃ。自分が出るのが嫌で言っとるのではないぞ。お前は上方に来て一段と成長した。いつまでも親を頼るな。わしがここにいること誰にも言うな。徳川を味方につけるのじゃ。源次郎、決して沼田を北条に渡すな。これは戦じゃ」と信繁の襟をつかみ、胸をたたきます。

洋風の広間へ戻ると、信繁は正信に、日の本一の名湯・有馬の湯をすすめました。やがて、秀次、三成につづいて秀吉が上座につき「関白太政大臣、豊臣の秀吉であるぞ」と宣言します。

沼田城は上野の崖の上に立つ小さな城にすぎません。しかし、その小城を巡り真田と北条と徳川、そして豊臣の威信を懸けた戦いが今、始まろうとしていました。

大河ドラマ 真田丸 あらすじ
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