とと姉ちゃん 第8週 常子、職業婦人になる 第46回~第48回

常子(高畑充希)は鳥巣商事の就職試験を受けました。面接官の山岸隆一(田口浩正)に「何でタイピストを志望したのかな?」と聞かれ、常子は「手先が器用なので、お役に立てるのではないかと思ったことが1つと、技術を身につけたかったのが1つです。でも1番の理由は高級取りになりたかったからです」と答えます。

「女学校時代に何か特別な事をやったりしましたか?」と質問され、常子は「歯磨きを作って売りました。人のお役に立てるのではないかと思って作ったんですが、破裂してしまった」と話しました。

質疑応答が終わり、このままでは不採用になってしまうと思った常子は、実技試験で挽回しようと思います。しかし、今年から実技試験はやめにしたと言われてしまいました。

常子は「これだけは聞いて下さい!熱意は誰にも負けません!必ず皆さんのお役に立ってみせます。だから、どうか私を雇って下さい。お願いします」と訴えますが、次の人が呼ばれてしまいました。

森田屋へ帰った常子は、就職試験のことを報告し、鞠子(相楽樹)に「鞠ちゃんごめんね。大学行かせてあげるって約束したのに。ごめん」と謝ります。君子(木村多江)は「常子はやるだけの事はやったんだから」、美子(根岸姫奈)は「頑張ったもん」となぐさめてくれました。

2週間過ぎても、常子はふさぎこんだままでした。ところが採用通知が届き、みんな大喜びです。星野(坂口健太郎)に報告すると「よかった!実は、駄目かと諦めてました」と正直に話しました(笑)

昭和十二年三月、常子が女学校を卒業する日がやってきます。綾(阿部純子)は「私たちは、涙を見せずにお別れしましょうね。だって今日は、お互い新しい未来に向かって歩きだす、おめでたい日でしょ?」と言いました。

綾と常子は東堂先生(片桐はいり)にあいさつに行きます。綾は「私は先生のおかげで女としての生き方を意識する事ができました」と言うと、東堂は「私にではなく、らいてうに感謝して下さい。そしてこの青鞜に」と差し出しました。

常子がカバーに驚くと、東堂先生は「こうしておくと、大事な本が汚れませんから。見栄えもよいでしょう?きれいな包装紙を頂いた時は、工夫して本のカバーにしているの」と言います。

東堂は「私の、ささやかな心がけです。ささやかですが、こうした心がけが、小さな幸せを生むと私は思っています。そんな瞬間を大事にしていく人でありたいと」と言いました。

常子は「ささやかな心がけって、すてきな言葉ですね。昔から、そういう感じ方を、大事にしてきたんですが、何て言葉にしていいか分からなくて。

私もそんなふうに、ささやかな心がけを大切にして、小さな小さな幸せを見いだせるような人になりたいと思います。東堂先生、ありがとうございました」と感動します。

森田屋で、まつ(秋野暢子)富江(川栄李奈)が盛大にお祝いしようと話していました。厨房で、君子と照代(平岩紙)が話してると、長谷川(浜野謙太)が鯛を持ってきます。長谷川が「大将、これって刺身ですかい?」と聞くと、宗吉(ピエール瀧)は「バカ。塩焼きだよ。祝い事は鯛の尾頭付きに決まってんだろう」とうれしそうです。

滝子(大地真央)清(大野拓朗)が「この度は、お招き頂き、ありがとうございます」と森田屋へやって来ました。遅れて来た隈井(片岡鶴太郎)が「遅くなって申し訳ありません。ちょっとこいつをね、築地まで行ってね」と鯛を持ってきます。

長谷川が鯛を持ってくると、滝子は「金魚みたいな鯛でございますねえ。こちらを尾頭付きにして、そのちっちゃい方は、お刺身か煮付けにしちゃどうです?」と言います。まつが「いえいえ、うちのを尾頭付きにしますんで」と負けてません。

星野が来て「立派な鯛ですね。うわ。あっちは普通ですね」と正直に言うと、まつは「悪かったね。うちのがちっちゃくて。こんなでっかい金魚、いないよ」と不機嫌になります(汗)常子の卒業と就職、そして三姉妹の誕生日を祝う宴が、森田屋で始まろうとしていました。

鯛は2つとも尾頭付きの塩焼きになってました。綾もやって来ます。星野は「あの、中田綾さんですよね?」、綾は「ええ。もしかして、帝大生の?」とお互いを知ってました。この2人はどうかなるのでしょうか?

隈井が「常子さん、ピストルの方はどうなんですか?」と聞くので、清が「ピストルじゃなくて、タイピストだってば」と訂正します。常子が「安心して下さい。腕を磨けば、女性でも社会でやっていけるって、証明してみせますから」と答えました。

滝子の三味線に、隈井と清がかっぽれを踊り、宗吉は腹踊り、まつは南京玉すだれで盛り上がります!君子はおはぎを作ってくれました。

常子は「おはぎを頂く前にこの場をお借りして皆さんにお伝えしたい事があります」とあいさつをはじめます。「まずは、かか。今まで、育てて下さって、ありがとうございます。きちんと、お伝えしておきたくて。これから、ちゃんと働いて、稼いで必ずかかに、楽をしよっちゃんは、私と鞠ちゃんの分も、家の中でかかの事支えてあげてね」

森田屋の皆さんへ「青柳の家を出た頃、皆さんが受け入れて下さらなかったらと思うと。宗吉さんも、富江ちゃんも、まつさんも、照代さんも、長谷川さんも、皆さんの支えがあったからこそ、私たちは今まで、やってこられました。いつか必ず、恩返しします」

「それから、綾さん。星野さん。困った時に、いつも、助けて下さって、ありがとうございました。
そして、おばあ様。清さん。隈井さん。女学校に行かせて下さって、ありがとうございました。学費は必ず働いて、お返しします」

滝子は「不思議なもんだねえ。こうして常子と話してる事がさ。
孫が、私には、ずっといないようなもんだった。会える事などないと思っていたのさ。なのに、あんたらは現れてくれた。しかもみんないい子で。私はなんて幸運なんだって、つくづく思うよ。
困った事があったら、意地を張らずに、いつでも、甘えなさい。三途の川を渡るまで、助けてやるつもりなんだから」と話します。

森田屋の表、常子が「明日から、もう会えないのね」と残念がると、綾は「どうかしら。常子さんとはご縁があるから、また妙なところで出くわすんじゃないかしら」と答え、車が待っていると去って行きました。

昭和十二年四月、常子は、職業婦人として、初めての朝を迎えました。鳥巣商事へ出社すると、山岸がタイプ室へ案内してくれます。常子が「この度は、採用して頂き、まことにありがとうございました」とお礼を言うと、山岸は「今年は不作だったからねえ。いつもはもう少しかわいい女の子が多いんだけどね。その中でも君がまあまあかわいかったから」と明かしました。常子が「それが採用理由なんですか?」とビックリすると、山岸は「そうだよ。実技試験もしないんだから判断基準がないじゃない」と話します。

山岸がタイプ室から去ってから、早乙女朱美(真野恵里菜)がタイムカードの使い方を説明してくれました。そして「タイピストは、英文と和文に分かれていて、あなたは和文だからこっちね。多田さん。今日から入った新人さん。あなたと同じ和文なので、仲よくしてあげて」と多田かをる(我妻三輪子)を紹介してくれます。

常子が「朱美さん。私は何をすれば?作業というか、業務は?」と質問しました。早乙女は「タイプする原稿は、私が確認してから皆さんに割りふっています。いつ仕事を振られてもいいよう、待機していて下さい。それから、下の名前ではなく名字で呼んで下さい」と注意しました。ちょっときつい感じでしたね。

夕方になっても、仕事が回ってくる事はなく、結局この日、常子は
何の仕事もさせてもらえませんでした。

森田屋へ帰って報告すると、宗吉は「新米なんてそんなもんじゃねえか?」、照代は「何か言われるまでじっとしてていいんじゃない?」、富江は「下手に動いてヘマされると、周りが混乱するもんね」、まつは「話聞く限り、常子の会社も忙しそうじゃないか。そのうち嫌でも仕事回ってくるよ。せっかく雇っといて、飼い殺しなんかしないだろ?」とあまり問題にしない方がいいという意見です。

しかし翌日も、そのまた翌日も、常子に仕事は回ってきませんでした。甘味処で、常子は星野に相談します。星野は「常子さんらしくもない。どうしたもんじゃろのぉの時は、思い悩んだりせず動いてみる。今まで常子さんはそうしてきたはずですよ」と励ましてくれました。星野が手にケガをしていたので、常子はハンカチを巻いてあげます。

翌日、常子は早乙女に頼みますが「分からない人ね。仕事はそのうち回すとお伝えしたはずですよ。私のやり方に不満があるんですか?」と叱られてしまいました。山岸に相談すると「タイピストに関しては早乙女君に一任してるから。早乙女君とうまくやってよ」と言われてしまいます。

常子が男性社員たちの仕事を手伝おうとしてると、早乙女が呼びにきました。早乙女が「それじゃあ、小橋さん。この原稿、4時までにお願いできる?」と頼んできたので、常子は「はい!できます」と受け取りましたね。

連続テレビ小説 とと姉ちゃん あらすじと感想
連続テレビ小説 とと姉ちゃん キャスト

関連記事

ページ上部へ戻る