軍師官兵衛 第6回 信長の賭け


黒田官兵衛(岡田准一)は栗山善助(濱田岳)の他に、母里太兵衛(速水もこみち)井上九郎右衛門(高橋一生)を家臣に迎えました。暴走する太兵衛でしたが、意外な訳が隠されていて、感動的でしたね。

元亀3(1572)年、姫路城、光(中谷美紀)お福(阿知波悟美)が木登りする松寿丸を見てると、黒田休夢(隆大介)が訪ねてきました。休夢は光の体を心配し、精をつけろとうなぎをプレゼントし、去って行きます。光は喜んでましたが、お福は「あてこすりでございます。精をつけるなら殿にお持ちすべきでしょう」と説明しました。

光はうなぎの蒲焼きを、官兵衛に持っていき、櫛橋左京亮(益岡徹)から文が来て、後に嫁いだ力(酒井若菜)が2人目を身ごもったと伝えます。「側女をお持ちなされ。そしてお子をお作りなさりませ」とすすめると、官兵衛は「側室は持たぬ。おなごはそなただけでよい」と断りました。

槍の稽古で、太兵衛は善助が止めるのも聞かず、相手を打ちのめします。官兵衛が「やめよ」と命じ、やっと収まりますが、太兵衛は「弱いのが悪い。戦では負けたら死ぬ。こいつらにその覚悟がない」と行ってしまいました。


織田信長(江口洋介)は足利義昭(吹越満)を奉じ上洛を果たした後、比叡山焼き討ちを実行します。さらに信長は義昭に、17条の意見書をつきつけました。怒る義昭を、明智光秀(春風亭小朝)がなぐさめます。義昭は書状を送り、甲斐の武田信玄が動きました。木下藤吉郎(竹中直人)竹中半兵衛(谷原章介)からそのことを知らされ、信長は「誠の敵は誰だ?そやつらをあぶり出し、火の元を断つ。猿、ここはそちに任せる。岐阜へ帰る。果報は寝て待てだ」と去ります。

御着城、小寺政職(片岡鶴太郎)小河良利(磯部勉)江田善兵衛(上杉祥三)が信長は終わりだと話してると、官兵衛は信長の味方し、左京亮がうなずきました。お紺(高岡早紀)と斎がくると、政職は笑顔になります。廊下、左京亮が「遠慮はいらぬぞ、側室を持て」とせっかくすすめてくれますが、官兵衛は断りました。左京亮は体の調子が悪いようです。

姫路城、太兵衛は家臣たちと争いをはじめてしまいます。善助は「お前は家中の中で一番の若造だ。新参者だ。もっと目上の者を敬え。今のままケンカや乱暴を繰り返せば、お前はここから追い出される。今は亡き武兵衛様はわしにとっては兄のようなお方で、それは立派な武士だった。お前はその母里の名を継いでいるのだぞ。もっとその名に恥じない働きをしろ」と注意しました。

夜、笛の音に惹かれ官兵衛が歩いて行くと、吹いていたのは九郎右衛門です。官兵衛が「何を大切に音を出す」と聞くと、九郎右衛門は「内に秘めたるものにございます」と答えました。官兵衛が家中についてどう思うか聞くと、九郎右衛門はまとまりに欠けるとズバッと指摘します。

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林の中、太兵衛は家臣たちと殴り合いを始め、善助が「今度ばかりは許さん!母里の名を返上しろ」と止めました。善助は官兵衛に、太兵衛が大切にしていた守り袋を奪われたと報告します。守り袋の中から木彫の仏像が入っていて、官兵衛は驚きました。官兵衛が「これはかつて武兵衛に与えたものだ。なにゆえ持っておる」と問います。

太兵衛は「姓を継ぐことになった時、武兵衛様のお母上様から頂きました。母里家の男たちは殿を守るために、命をかけた。その思いを忘れぬよう、それを常に身につけていろと。俺は武兵衛様のようにならねばと、母里の名を継いだ者として、武兵衛様のようになると、己に言い聞かせて参りました」と言います。官兵衛は、母里小兵衛(塩見三省)武兵衛(永井大)を思い出しました。

善助は「太兵衛、すまなかった。お前の思いわしは見抜けなかった。武兵衛様から言われたのだ。「頼んだぞ、殿を」。わしはまだまだじゃ。人の気持ちがわかっておらぬ。これでは武兵衛様に申し訳が立たぬ」と涙します。官兵衛が「我ら黒田の宝は何と心得る?強さとはひとえに家中の結束にかかっておる。1人の力などたかが知れておる。だがそれが束になり、強い絆で結ばれれば、その力は数十倍、数百倍にもなる。栗山善助、母里太兵衛、両名に命じる。義兄弟の契を交わせ」と命じました。

岐阜城、信長が敦盛を舞っています。柴田勝家(近藤芳正)が徳川家康が武田信玄に三方ヶ原で敗れ、浜松城に逃げ込んだと報告に来ると、信長は「1日でも長く信玄を足止めさせよと家康に申し伝えよ」と冷たいです。お濃(内田有紀)が何を待ってるのかと聞くと、信長は「火の手が上がるのをよ。信玄が来る前に火の手を断てばわしの勝ちじゃ。そうでなければ滅びぬのみ。命をかけての大勝負だ。これ以上面白いことはない。死のうは一定、人はいずれ死ぬ。わしは自分の命を使い切りたいのじゃ」と話します。

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細川藤孝(長谷川公彦)明智光秀が止めるのも聞かず、足利義昭は挙兵しました。柴田勝家、万見仙千代(田中幸太朗)から報告を受けた信長は「こたびもわしは賭けに勝った」と矢を射ます。逢坂山の関所、荒木村重(田中哲司)が信長の味方になりたいと頭を下げました。信長が刀でまんじゅうを差し出すと、村重はパクリと口にします(笑)お濃が信長の大勝利を伝えると、土田御前(大谷直子)は「まだ足りぬのか?あとどれほどの血を流せばすむのじゃ」と悲しみます。

姫路城、御師・伊吹文四郎(遠藤要)から信長や村重こと聞いた官兵衛は、井の中の蛙だと嘆きました。すると黒田職隆(柴田恭兵)は「狭い井戸から出て、己の目で確かめてくればよい」と言ってくれましたね。

摂津茨木城、官兵衛が善助と太兵衛とともに訪ねて行くと、荒木村重は大喜びで迎えてくれました。茶室、村重は高麗茶碗を見せてくれますが、官兵衛にはさっぱりその価値がわかりません(笑)夜の広間で、村重や家臣たちが歓迎会を開いてくれました。舞を披露してくれたのは、村重の正室・だし(桐谷美玲)です。村重や家臣から酒をすすめられますが、官兵衛はもう飲めないと言うので、太兵衛が膳で酒を受け飲み干しました。九郎右衛門が左京亮の死を知らせに来て、官兵衛だけ急遽姫路城へ戻ります。官兵衛は後ろ盾を失ってしまいましたね。

元亀4(1573)年7月、信長は義昭を攻め、室町幕府は滅亡、年号は天正に改められます。安芸の国、吉田郡山城、小早川隆景(鶴見辰吾)吉川元春(吉見一豊)毛利輝元(三浦孝太)は信長を敵とみなしていました。姫路城、善助は信長の戦いぶりを官兵衛に報告します。刺激を受けた太兵衛は、滝を敵に見立てて、槍のけいこを始めてましたね。

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