真田丸 ネタバレ 第12話 人質

徳川の刺客となった室賀正武(西村雅彦)を、真田昌幸(草刈正雄)は返り討ちにします。これをもって、真田は信州小県をを平定。それは徳川との長い戦いの始まりでした。

信濃、上田城の櫓から、きり(長澤まさみ)が城下を眺めてると、真田信繁(堺雅人)がやってきます。信繁は「礼を言いたかった。あの時…私の気持ちを、お前は口にしてくれた。なんだか遠くまで来てしまった。私も真田の家も。どこへ向かえばわからなくなったと兄に言ったら、それでも前に進むしかないと言われた」と話しました。

天正12(1584)年4月、徳川家康(内野聖陽)は羽柴秀吉(小日向文世)を迎え討った小牧・長久手の戦いで、実質的な勝利を収め、その名を全国に高めます。3DCGの説明がありました。

遠江、浜松城、家康は本多正信(近藤正臣)から、室賀が返り討ちにあったと報告を受けます。家康が爪を噛むので、阿茶局(斉藤由貴)は「噛まないで」と注意しました(笑)

上田城、真田昌幸は上杉と手を組もうと考え、帰属したいと書状を送りますが、上杉景勝(遠藤憲一)は否と返事が来ます。出浦昌相(寺島進)は「この城がどれほど強固でも、四方がすべて敵では、我らの勝ち目はない。徳川と手を切るためには、上杉の力が欲しい」と言うので、昌幸は高梨内記(中原丈雄)に「もう一度、上杉に文を出せ」と命じました。

上杉景勝は、真田信繁を人質に出すよう要求してきました。信繁は、身重の梅(黒木華)のことが心配でしたが、矢沢三十郎(迫田孝也)とともに越後へ向かいます。

越後、春日山城、信繁たちは直江兼続(村上新悟)に案内され、控えの間へ通されました。庭には、漁民たちがいます。景勝に訴えに来ていたのです。漁民の代表は、北浜の長・治兵衛(柏木風太朗)と南浜の惣代・又吉(上川周作)で、景勝は双方の言い分をしっかり聞いて「吟味のうえ、早々によい答えを出すことにしよう」と答えます。

信繁があいさつすると、景勝は「おぬしにもう一度会いたかったのだ。助けに来た時のお主の顔が忘れられなかった。あの時、お主は命をかけていた。そして、その賭けに必ず勝ってみせるという自信にあふれていた。あれはそういう目じゃ。会いたかったぞ、源次郎。人質とはいえ、上杉はお主を客人として迎えるつもりでいる。不便があれば、遠慮なく申せ」と歓待してくれました。

そして景勝は信繁を、上杉謙信の位牌を祀った仏間へ案内してくれまます。景勝は「上杉は義のない戦いはせぬ。むろん、外から攻めてくれば、これに立ち向かう。己の欲望のためだけに、他国を侵略することはない。謙信公の教えじゃ」と言いました。

信繁が漁民の言葉を聞いていると言うと、景勝は「国造りの基本は民が安心して暮らせるようにすること。民の心をつかまずして、何が国造りじゃ。沼田の一件の折、お主は誰も死なせずに、北条を追い払ってみせた。民を大事にする謙信公の心を、わしはそこに見た」とほめてくれます。

「義を忘れ、己の欲のためだけに生きると、人はどうなりましょう?」と信繁が質問すると、景勝は「織田信長のみじめな最後を思い出してみよ。死にざまは、生き方を映す鏡。己に恥じぬよう生きるのみじゃ」と答えました。

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上田城、昌幸は「直江兼続から書状が届いた。やつめ、さらに注文をつけてきよった」と渋い顔です。真田信幸(大泉洋)が書状を見ると「沼田城を上杉に返して頂きたい」とあります。兼続の真意がわからないので、昌幸は信繁に対応を任せることにしました。

春日山城、信繁が景勝に、直接このことを聞いてみると、景勝はまったく知りません。他国との談判はすべて兼続任せだったのです。景勝は「兼続に掛けあってやってもよいぞ」と言ってくれました。

何日か後、漁民の治兵衛と又吉が来て、景勝が吟味すると言ってくれた件を早く裁いて欲しいと訴えてきます。上杉家家臣・新蔵(奥田洋平)は「今、調べているところだ、くど~い」と追い返ししまいました。信繁が「何やら先送りにしているように見えたのですが?」と聞くと、新蔵は「先送りにしておる。(景勝は)何ごとにつけても、格好をつけるお方だから」と答えます。そこへ景勝本人が「格好つけてばかりで、すまなんだの」と登場し、新蔵は逃げ出しました(笑)

兼続は「訴えが多くて、きりがない。今の上杉に余裕がない」と信繁に明かします。景勝は「戦が続きすぎた。今のわしには話を聞いてやることしかできない。これが本当のわしじゃ。世の中、思い通りにはいかん」と言いました。

信繁が「正直、昨日まで御屋形様を尊敬しておりました。今はそれ以上に慕わしく存じます。ひょっとして例の沼田城の一件も?」と聞くと、景勝は「あ、まだ言うてはおらん」と答えます。景勝は沼田の件も兼続に伝えてませんでした(汗)

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城から直江津を眺めてから、信繁は景勝と三十郎とともに、海へ出ます。すると北浜と南浜に近い神社で、漁民たちが騒いでいました。治兵衛と又吉もいます。信繁と三十郎は神社へ行き、景勝は笠で身分を隠してついていきました。

鉄火起請が始まると漁民が教えてくれます。もめごとを収める時に、神の判定を仰ぐ儀式の1つで、意見の違う2人が赤く熱した鉄を素手で握り、指定の位置にある神棚の三宝まで運びます。三宝まで運べた者が勝ちとするのです。

信繁は鉄火起請をやめたほうがいいと、斎木(黒田大輔)という奉行に訴えます。しかし、斉木はやめようとしないので、信繁は「私たちもやりましょう」と言い出しました。信繁が赤い鉄の棒の前で、手を合わせ、念仏を唱えながら、精神を集中しはじめると、斉木は驚いて「よく考えたら、鉄火起請で決めことはない」と言います。

景勝が「もう、よい。すべてはわしがいけないのだ。もっとお前たちの暮らしを思いやるべきだった」と笠をはずし、姿を現すと、漁民たちは土下座しました。信繁が南浜と北浜で1日交代で漁をすればよいと言い、さらに景勝が潮の変わり目で分ければ良いと案をだして、一件落着となります。景勝は信繁に「お主のような子が欲しかった。安房守は果報者じゃ」と言ってくれましたね。

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上田城で、梅が女の子を出産し、すえと名付けられました。昌幸、信幸、とり(草笛光子)こう(長野里美)は笑顔で、すえの顔を見ます。

春日山城へ、佐助(藤井隆)が知らせに来てくれ、信繁は大喜びです。兼続は「御屋形様に言われてしまった。真田のこと、そろそろ許してやってもよいのではないかと。ずいぶんと気に入られたものだな。沼田城のことは、安房守が手放すとは思っていなかった。むしろ、あっさり手放すと言えば、わしは安房守を疑っていたであろう。裏があるに違いないとな。御屋形様も同じ思いだ。御屋形様の起請文じゃ。安房守に渡してくれ」と景勝の起請文を差し出しました。

「上杉は未来永劫、真田を守ることを約束する。北条、徳川が攻め来たれば、必ず全軍を差し向け、これを打ち払う。そして上州の沼田、信州の小県を真田の領分と認める」と記されてあります。起請文を受け取った昌幸は「これをもって、真田は徳川と縁を切る」と宣言しました。

薫(高畑淳子)がこっそり、すえをあやしてましたが、すえが泣き出すと、逃げ出します。赤ちゃんの表情が、うまかったです(笑)梅と侍女が、すえをあやすのを、薫は障子の陰から見てました。

浜松城、石川数正(伊藤正之)が、真田からの手切れを伝える書状を持ってきます。阿茶局は「わが殿は敵のために、わざわざ城を作ってさし上げたということですか?殿も人がおよろしい」と言いました。。家康が「真田昌幸、どうしてくれよう」とつぶやくと、阿茶局は「おつぶしになってはいかがですか?」と冷徹です。

天正13(1585)年8月、鳥居元忠率いる徳川軍が、信濃衆を加えた7千の軍勢で、上田城へ向かって進軍を開始します。迎える真田はわずか2千です。矢沢頼綱(綾田俊樹)は「討って出ようぞ」と意気盛んでした。

信幸が籠城すると言うと、昌幸は「籠城はせん。誰でも考えるということは、敵も考えるということ。相手の上を行かねば、戦には勝てん」と答えます。しかし「策は考えたが、駒が足りん。今にして思えば、源次郎を人質に出したのが痛かったのう」と困りました。

春日山城、兼続は100名の兵を海津城へ入るよう都合してくれます。そして、景勝の許しを得て、信繁は三十郎とともに戦いに加わることにしました。いよいよ、真田と徳川の決戦の時がおとずれましたね。

大河ドラマ 真田丸 あらすじ
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