あさが来た 第25週 誇り高き人生 第145回~第147回

榮三郎(桐山照史)平十郎(辻本茂雄)が、難波銀行も七十九銀行も支払い停止になったと知らせに来ます。大阪恐慌、明治維新後の大阪に最大のピンチが訪れました。

加野銀行の表、弥七(竹下健人)佑作(杉森大祐)が構えていると、千代(小芝風花)うめ(友近)が現れます。婚約者の啓介(工藤阿須加)が来るというので、迎えるというのです。そこへ客がたくさん押し寄せ、大騒ぎになりました。

平十郎が榮三郎に、支払いを停止するべきだと話してると、表にいた佑作が店の中へ押し出されてきます。新次郎(玉木宏)はお茶を飲みながら榮三郎に「お前が小ちゃい頃にもこないな事あったなぁて」と思い出し「さて、ぼちぼちわての格別なおなごはんが帰ってくる頃違いますかいな」とのんきです(汗)

加野銀行の表、啓介がやって来ると、ほどなくして、あさ(波瑠)亀助(三宅弘城)が帰ってきました。あさは客たちに「まだ開店まで5分ございます。お待ちになっとくれやす」と頼みます。

1人の客が「加野銀行が潰れるて聞いたで!」と言うと、あさは「はぁ!?誰が言いましたんや、そないな事!何根拠にそないな事言わはりますのや!加野銀行には両替屋時代からの伝統と信用がございます。滅多な事ではびくとも致しまへん。ええ加減な事言うてもろたら困りますがなぁ。どうか私どもを信用してあと4分お待ちになっとくれやす」とピシャリと言いました。

あさは「うちのお得意さんは、おおかた経営もしっかりしてはります。表にいる預金者には店開けて全額支払いまひょ」と言います。

渋沢栄一(三宅裕司)の「銀行にとって最も必要なのは信用がおけるかどうか。信用さえあればあとは自然に人が客を運んできます」という言葉や、正吉(近藤正臣)の「お金という大切なもんを扱うてますのやからなあ。お互いに誠の心を持って信用をし合わん事にはどうにもならしまへんやろ?」という言葉を思い出し、あさが頼むと、平十郎も納得してくれました。

千代は啓介とうめと新居のレイアウトを考えています。新次郎の様子が変なのを、あさが心配しはじめました。どうしたのでしょうね?

あさは榮三郎と平十郎に、生命保険事業を大きくしようと言い出します。あさは「うちとおんなじように、経営に行き詰ってる保険会社はようけあります。そこを2つほど見繕うて、手ぇ組んで、合併して、より大きい保険会社にしたらどないか思いますのや」と話しました。
亀助が黒板に、廃業しそうになって、困ってるという噂のある保険会社の名前を書きます。あさは「困ってるとこに手ぇ差し伸べたら、合併交渉かて有利に進められます。今が好機だす」と言いました。

千代と啓介の披露宴に、大阪のおもだった経済人をも大勢呼ぶつもりです。千代が「こないにようけな」と驚くと、榮三郎は「当たり前だすがな。こないな時やからこそ、啓介さんを大阪中にお披露目して、加野屋はこの先も安泰やいうとこ見せとかなあかんのだす」と説明し、あさは「お気張りやす、千代。あんたの啓介さんの妻としての、初めての大事なお務めだっせ」と発破をかけました。

啓介は「僕たちも近くに仮住まいをしたいと思います。僕ももっと大阪の事を知ってから、家を建てたいですし。それから、次からこちらに来た際には、僕も会議に参加させてもらえませんでしょうか?もっと商いの事を知りたいんです」と頼みます。あさが啓介の手を取ると、千代が「ちょっと」と焦りました(笑)

平十郎が「奥さん、朗報です!大阪の金融恐慌に、日銀の救済融資が決定したそうです」と風呂あがりの格好でかけこんできます。

翌朝、平十郎の言葉どおり、新聞で日銀の救済融資が決定した事が大々的に報じられました。加野銀行へ、預金する人が次から次へと訪れます。平十郎は「現金だけに、現金なもんですなぁ」(笑)榮三郎は、生命保険部門の強化を決定しました。

日の出女子大学校、あさは絹田(湯浅崇)の英文学の講義を受講します。新次郎があさを見てるうちに、若き日のあさに変わりましたね。宜(吉岡里帆)はあさに、成澤(瀬戸康史)の実践倫理の講義をすすめてました。

成澤の部屋へ行くと、ここで寝泊まりしてる様子です。成澤は「私は、なるべく学生たちのそばにいたいだけです。彼女たちは、我々が誹謗中傷を浴びながらも、苦労してこの学校を作ったのと同じように、「なぜ女が大学校なんか」と言われながらも、類いまれなる情熱を持って入学してきてくれた者ばかりです。白岡さんもそのうち、学生たちに訓示を与えてやって下さい」と頼みました。

年を越して、東京の京橋区で営業していた古川生命、九州の資産家を発起人とした福豊生命が、加野生命と合併相手として、選ばれます。松平定知さんと宮根誠司さんが現れましたね。

加野生命は、古川生命と福豊生命と合併することになります。あさがあいさつすると、古田信男(宮根誠司)は「あなたが、白岡女史ですか!大阪の実業家の女傑と聞いていましたが」と言い、富永巌(松平定知)が「いや、噂よりずっと穏やかで優しそうっちゃのう」とつなぎました。

うめが甘酒を持ってきてくれます。あさが「旦那様、どっかけったいなような気ぃせぇへん?」と聞くと、うめは「そうだすか? お千代様のご婚礼の事で、張り切ってはるようにお見受けしますけどなぁ」と答えました。

政府から認可が下り、本社を大阪市東区に置く淀川生命が誕生しました。初代社長には、加野屋八代目・白岡久左衛門榮三郎が就任。取締役には平十郎、相談役にはあさ、新次郎は榮三郎に次ぐ2番目の大株主になります。淀川生命の資本金は30万円、加野屋の最大規模の事業になりました。

晴花亭、弥七が「やっぱり、けったいやなぁ」と言い出します。あさが新次郎のことだと思ったら、平十郎と美和(野々すみ花)が仲良くしてました(笑)

平十郎と弥七が帰ってから、美和が「生命保険の会社、えらい立派な2階建ての建物だすなぁ」と言うと、あさは「大阪駅も改築が終わって、えらいハイカラな石造りの建物になりましたやろ?うちらも大阪代表として、負けてられしまへん」と言います。美和が「どんどん景色も変わっていきますなぁ」と言うと、隣の席に座っていた外国人が「はぁ~あ、もったいない」と会話に入ってきました。

日本の文化と宗教観に興味を持って、アメリカから来た建築家のヴォリンガーは「日本は、何世紀かは、封建制で外からの影響を受ける事なく過ごしてきました。それがたった30年で、どうです?過去を何もかも捨て、今や、どこをどう取ったって、西洋のものまねです。もう、ワンダーランドは消えてしまった」と残念そうです。

あさは「そやけどそれは、日本が、生き延びるためだしたのや。この国守るためには、むやみに戦うのやのうて、柔軟に西洋の文化受け入れて、政治でも経済でも、大きなるのが一番やったさかいだす。

みんなで、日本ゆう船乗って、漕いだり、流されたりして。ようよう今の朝迎えた事は間違いあらしまへん。なんて偉そうに言うてましてもなぁ。もうそろそろ、朝も終わりだすなぁ。もう夜明けやなんて言うてられしまへん」と話しました。

新次郎が1人で和歌山を訪ね、はつ(宮崎あおい)惣兵衛(柄本佑)が迎えます。養之助(西畑大吾)節(寺下怜見)の間に、赤ちゃんが生まれてました。新次郎は「大阪の町も変わってしまいましたよってな。何とのう昔からの日本の景色見たなって、来てしまいましたのや。何や、ほっとしますわ」とうれしそうです。新次郎と惣兵衛はお酒を飲み始め、ご機嫌になってましたね。

連続テレビ小説 あさが来た あらすじと感想
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