あさが来た 第24週 おばあちゃんの大仕事 第139回~第141回

よの(風吹ジュン)が、千代(小芝風花)と啓介(工藤阿須加)のお見合いをまとめようとしています。新次郎(玉木宏)が「あさがなぁ、大隈様にお願いしてみまひょか言うてな」と言い、あさ(波瑠)は「ちょうど大学の事でも用がありましたさかい。旦那様と一緒にお伺いして、お願いしてみよ思てます」と話しました。

よのは「こない長生きさしてもろて、わがままが過ぎるいうのは十分わかってますのやけどなぁ。この最後のわがままだけは、どうぞかなえておくれやす」と言います。

千代があさのところへ来ました。新次郎は亀助(三宅弘城)と飲みに行っていて、宜(吉岡里帆)は新聞の連載小説に夢中です。

千代が「自信あれへんのだす。東柳さんは頭もええし品がおありやし、うちなんかちょっとも釣り合うてへん。それに婿養子やて」と言うと、あさは「大丈夫だす。あんたなぁ、お母ちゃんよりどっちかいうたらおばあちゃんに似てるさかい、きっと日本一のお嫁さんになれます」と励ましました。

東京、大隈重信邸、あさと新次郎、成澤(瀬戸康史)は綾子(松坂慶子)に面会します。成澤は「寄付金の目標額は10万に下げました。しかし、その10万にさえ届くのは今はまだ遠い。そんな中で我々は、時期尚早という意見があるのは承知の上で、発起人大会を開こうと思っております。これは先に、女子大学校は作ります。必ず出来ますと、公に言う事によって、世間様に安心して寄付して頂こうという算段です」と説明しました。

あさは「銀行始める時も、お金は信用のあるとこに集まるもんやて、渋沢様に教えてもろたんだす。寄付もおんなじだす。どないなるか分かれへん漠然としたもんより、具体的にこないなんが出来ます言うた方が、よっぽど応援しやすいやろて思いますのや」と言うと、綾子は「先に、大風呂敷を広げるのも、一つの手かもしれないわね」と賛成してくれました。

成澤が帰ってから、綾子は「あの成澤先生も、元は長州のお生まれなんですって?」と聞きます。新次郎は「へぇ。わてらより、ちょっと後の世代やさかい。小ちゃい頃からご家中の争いやら、御一新の騒ぎやらが起きて、そら難儀な事だしたやろなぁ」と言いました。

あさが「それで大隈様。実は、この度はもう一つお願いがございまして」と頼みます。綾子は「それではあささん 私とひとつ勝負致しませんか?」と言い出し、女中たちに片付けをさせました。

和歌山、藍之助(森下大地)がみかん畑へ出かけていきます。惣兵衛(柄本佑)ははつ(宮崎あおい)に「わしなぁ…山、売った方がええのやないか思てんのや」と切り出しました。

惣兵衛は「倉掛さんが、もし困ったら、買い手探したる言うてくれてはったんや」と言います。はつが「それは、お父ちゃんがもう、動かれへんようになってしまいはったさかいだすか?」と聞くと、惣兵衛は「悔しいけどなぁ、わしももうええ年や。今はもう、どない頑張っても、あの頃みたいには、動かれへん」と弱気です。

大隈重信邸、女中たちが囲碁を運んできました。綾子が「大隈が時々、今井さんと指していてね。いつも「あさ姉はなかなかの腕前だ」とおっしゃっていて」と言うと、新次郎は「てっきり相撲の勝負かと」と安心します。

あさと綾子の初めての勝負は、接戦の末あさが勝利しました。新次郎が「大隈様。ひょっとしたら、わざと負けてくれはったのやございまへんのか?」と聞くと、綾子は「いいえ。だけど、この私が内助の功で負けるかもしれないと思ったのは、あなたが初めての事ですわ」「それにしても、相談事が、千代お嬢さんのご縁談だったなんて。光栄ですこと」と言います。

大阪・女子大学校創立事務所、あさは成澤や絹田(湯浅崇)山倉(宇仁菅真)たちと発起人大会の準備をしていました。あさは亀助に、会場のホテルで一番大きい部屋を取るよう頼みます。

加野屋、よのが咳き込んで、千代が心配していました。あさが「大隈様からお手紙来ましたで。お見合いの日取りだす。啓介さんの大学の講義が、年末になったら落ち着くさかい、その頃はどないやろかて」と知らせます。

翌日、あさたちは一番列車で東京に向かい、女子大学校の発起人大会が開かれました。成澤は「女子に大学校は必要ない!という意見があります。確かに、かつて英米でも、女子高等教育は神への反逆、猫に学校という反対論があった。しかし、それは遠い過去の話です。今1等国では、女子高等教育は当然のものとなっております。

さあ、皆さん、戦争は終わりました。今こそまさに、国民の半分を占める女子。その教育を進行させるべき時ではないでしょうか」と訴えます。

あさは創立委員の一人となり、その翌日には、創立披露会がホテルで盛大に開かれました。華々しく発表された大学校の創立や、たくさんの政財界の有名人が顔をそろえた事は、多くの新聞に取り上げられ、世間で反響を呼びました。

しかし、女子大学校創立事務所のガラスが割れて、石が投げ込まれます。美和(野々すみ花)のレストラン・晴花亭で、平十郎(辻本茂雄)が新聞を読んでると、隣の席で悪口を言っている客がいました。

女子大学校創立事務所、嫌がらせの紙が貼られ、成澤から「このようにいたずらに困難を増さしめたる事、天下万民に対し、白岡様に対し、万人に対し、気の毒千万。小生の責任は重く、万死に値する所業成らんか」という手紙が来ます。

宜が「ああ悔しい何で分かってもらわれへんのでしょうか?先生も、皆さんも、こないこれから、日本のために、これからの、おなごのために考えてくれてはるいうのに」と泣き出すと、亀助が「宜ちゃん! なにもあんたが悔し泣きせんかて」と声をかけました。あさは「そうや!あのな、宜ちゃん」と何か頼みます。

大隈邸、綾子が「まあ、東柳さん。わざわざお越し頂いて」と迎えますが、啓介は「大隈様、すみません」と頭を下げました。

あさは成澤に、千代たちと作った豪華なお弁当を差し入れします。成澤が「いや~しかしこんなにたたかれるとは。私の信条は『真の楽しみは苦しみの中にこそある』という言葉です。逆境にも強いつもりでいた。しかし、そんな私でさえもう潰されそうです。他人の妬みそねみというものが、こんなにもいやおうなしに人を傷つけるとは」と弱音をはきました。

あさは「そらめでたいこと。たたかれるいうのは、それだけ目立ってるいう証拠だす。今までの女子教育を真っ向からひっくり返した先生が、ようよう注目され始めましたのや。どうか存分にポンポンたたかれとくなはれ」と言います。

成澤が「たたかれてくれ?」と驚くと、あさは「そうだす。『出る杭は打たれる』 肝心なのは、なんぼ打たれても打たれても、へこたれへん頑丈な心を持つ事だけだす。寄付金集めの件は、うちが甘かったんだす。こない不況で物も売れへんようになってしもたら、みんなお金出し渋りはんのも無理はあらへん。そやけど、景気がようなるのを待ってたら機を逃してしまいます。うちらもこれからもういっぺん大阪中軒並み回ってみるつもりだす。それから大学が出来るまで、うちの田村宜を先生の秘書としてつけさしてもらお思てます」と話しました。

「どうしてそんなに前を向けるのですか?」と成澤が質問します。あさは「家でうつうつ悩むより、外でたたかれる方が性に合うてますのやろなぁ。どない暗い夜でも信じて進んだら必ず新しい朝が来ます。自分で自分の道選ばしてもろてますのやさかい 前向かなあかん。先生かて自分で選びはったいばらの道だすやろ?『九転び十起き』!さあまずは腹ごしらえだす」と励ましました。あさは本当にポジティブですね。

成澤は、再び前を向いて歩き出します。東京にも創立事務所を置くと、募金の依頼を更に広げるため、各省大臣や華族などの有力者や、その婦人たちに、援助を願い出ました。

成澤は「仮に大学校の名前を付けようと思うのですが。日の出女子大学校というのはいかがでしょう?どんなに暗い夜も、信じて進めば必ず日は昇り、新しい朝が来る。学生たちにそういう気持ちで学んでもらいたいのです」と提案します。

綾子から「この度の、白岡家とのご縁談の件、先方東柳様より、辞退致したき旨のご返事、これあり候」と手紙が届きました。

よのは「何でだす?何でそないな事になりますのや?向こうの親御さんかて喜んではったんと違いますのか」と落ち込みます。千代は「そうだすか。それやったら、しょうがあらしまへんわなぁ。うち、ちょっと、さちさんとこ行ってきますわ。すぐに次のお相手、探して~言うてな」と部屋を出ていきます。あさは追いかけて行って、泣いている千代を抱きしめましたね。

千代は「いっぱい泣いたら、すっきりした。よう考えたら、何で何回かしか会うた事あれへん人のために、あんなに泣いてしもたんやろ?」と吹っ切れたようです。宜は「せやなぁ。そないなでくのぼうの憎むべきエリート、忘れてしもたらええのや。そやけどなぁ、もし千代ちゃんが、ほんまは諦められへんゆうのやったら、うち今から東京行って、あのエリート、凌雲閣の上から吊るして、脅かしたったかてええのやで」と千代を励まします。

あさが「旦那様。うち、やっぱり東京行って、東柳さんに会うてきます」と言い出しました。新次郎は「あさ。今なぁ、あんたがまた出しゃばりして、啓介さんに会うて、何か言うて。それで、事がええように転ぶ思いますか?」と止めますが、あさも新次郎も諦められないようです。

連続テレビ小説 あさが来た あらすじと感想
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