あさが来た 第23週 大番頭のてのひら 第133回~第135回

榮三郎(桐山照史)が「お兄ちゃん、えらい事だす。雁助、仕事中に頭打って倒れたて」と駆け込んできます。神戸でマッチの工場を営む雁助(山内圭哉)の事故の知らせです。

弥七(竹下健人)が佑作(杉森大祐)に「工場の棚の上から石油缶が落ちてきて、それが運悪う雁助さんの頭にぶつかってしもたて」と話してると、他の社員も寄って来ました。

千代(小芝風花)さえ(近藤玲音)と折り紙を折っている横で、よの(風吹ジュン)かの(楠見薫)が「それからもう何日も気ぃ付かへんままみたいで」と話します。うめ(友近)はその話を聞いてましたね。

榮三郎は「実は、雁助の奥さんからの手紙には続きがあって、お金を融通してほしいて書いてあるんだすわ」と言い、平十郎(辻本茂雄)は「お金ですか」とつぶやきました。榮三郎が「わて、ちょっと明日行って、じかに話聞いてこう思います」と言うので、あさ(波瑠)新次郎(玉木宏)も行こうとします。

すると、亀助(三宅弘城)が「あきまへん!お気持ちは分かりますけど、頭取と社長はどないかなっても、奥さんは、女子大学校の方の予定がギッシリあって、そないな時間あらしまへん。そら、わてかて、雁助さんの事、心配だすけどな」と止めました。

あさはうめに神戸へ行って欲しいと頼みましたが、うめは断ります。店の外で、猫の泣き声を聞いて、うめは雁助のことを思い出していました。

女子大学校創立事務所、あさと宜(吉岡里帆)が訪ねて行くと、絹田(湯浅崇)山倉(宇仁菅真)がいて「白岡さん、東京の成澤君から手紙届きましたよ」と教えてくれます。成澤(瀬戸康史)からの手紙には「伊藤博文閣下のお口添えにより、今日、文部大臣西園寺様、国家教育社の近衛様への面会かない、ご賛同頂き候」と書いてありました。

あさは粘り強く、大阪、京都、神戸と、活動の範囲を拡大していきましたが、めぼしい収穫はなかなか得られません。あさは工藤(曾我廼家八十吉)に「うちの悪い噂が先に回ってて、来た早々に追い返される事かてあるんだす」と話します。

宜が「あげくの果てには、「あのおばさん、刺されてもまだ懲りてへん」やなんて、聞こえよがしに陰口までたたかれて!ほんま、蹴飛ばしたろか思いました」と言い、サカエ(横田美紀)が「ほんまやなぁ」と同意すると、工藤と平十郎が注意しました(汗)

平十郎が「奥さんももうお分かりのように、この先この国がいくら発展したとしても、おなごに対する考えが、根本的に変わる事は永久にないでしょう」と言うので、宜が「永久にて」とあきれると、平十郎は「すいません。言葉が過ぎました」と謝ります。

あさは「いいや。本音言うてくれはっておおきに。長年当たり前に考えられてきたもんを変える事は、ほんまに難しい。せやからこそ、まだ懲りてへん言われても、恐れずに飛び込むペンギンは、ぎょうさんいてなあかんのだす。

もしうちが、フカにパクッと食べられても、すぐにもっともっと立派なペンギンがようけ生まれるよう、婦人の頭脳を開拓しとかなあかん。そのための学校だす」と語りました。

その頃、新次郎たちは、神戸に到着します。うめもいましたね。雁助の妻・ツネ(松永玲子)娘・ツゲ(舞羽美海)その夫・竹男(中村大輝)がいます。

竹男は「頭打った時に、脳の中で出血起こしたかも分かれへんとかで。医者も正直もうあかんやろて。何でこないな事になってしもたんか!お父さんがこないなってしもたら、うちのマッチ工場はおしまいです」と泣き崩れました。新次郎たちが病室へ入ると、頭に包帯を巻いた雁助が横たわっていましたね。

榮三郎は「雁助。わて怒ってますのやで。銀行が出けた日、雁助何にも言わんといてへんようになった事。小さい頃から、ほんまに世話なってなぁ」と言います。榮三郎と亀助が泣き出すと、新次郎は「2人とも、ちょっと、落ち着きなはれ」と外へ連れ出しました。

廊下、竹男は「うちのマッチ工場は、お父さん一人の信用で、成り立ってたようなもんなんです」と話します。榮三郎が「それで、借入金の額はどれぐらいで?」と聞くと、竹男は「2,000円です」と打ち明けました。2,000円とは、今で言う、800万円ほどの価値になるそうです。新次郎たちは大阪へ戻ることになって、うめだけ残ることになりました。

加野屋、雁助について亀助が「岩みたいいうか、石仏横たえたみたいに動きまへんのや」と報告すると、あさやよのが心配します。平十郎が「しかし、さすがに、4,000円、5,000円というお金は、誰に頼まれたとしても、ポンと貸せる額やありません」と言うと、榮三郎は「それは分かってる!そやけど、ほっとく訳にはいかへんやろ!? 雁助は大事な身内やで!」と熱くなりました。新次郎が榮三郎の肩を叩いて止めましたね。

病室には、雁助とその妻・ツネとうめの3人だけです。ツネが「厚かましいお願い、してしまいましたなぁ。昔、奉公してたおうちに、お金貸してくれやなんて。皆さん、あきれてはんのと違いますやろか?」と言うと、うめは「いいや。そないな事は」と否定します。

ツネが「この人かて、もしどっか分かってて、声が聞こえてたら、えらい怒ったはるいう気します。「加野屋に迷惑かけよって!」言うてなぁ。あ~嫌や。やっぱり何や怒ってるみたいな顔してますわ。眉間にこう、シワ寄せて」と雁助の顔を覗き込みました。

雁助と2人きりになると、うめは「大奥様からだす」と枕元に折り鶴を置きます。うめは「大番頭さん。昨日は、遅い時刻まで、た~んとおしゃべりしてしもて、堪忍だっせ。 せやけどうち、こないしてあんさんの奥様やお嬢様とお会いできるなんて、思わしまへなんだ。生きてたら面白い事も起きますもんやなぁ。

二度と、お顔を見れへんでもかまへんと思てたはずやのに。こないなってしもたらさみしいて。お願いやさかい、もういっぺん、目ぇ覚ましておくれやす。声聞かしとくれやす」と話しかけ、雁助の手に触れようとしました。

すると、そこへ、あさがやって来ます。あさが「うち、ちょっと手ぇ握ってもよろしおますやろか?」といきなり雁助の手を握るので、うめは「何してはりますのや、ちょっと!」とうろたえました。

あさは「デリケシイないのは堪忍だす。そやけどうち、入院してた病院の先生のとこ行って聞いてみましたのや。「何でうちは、生き返る事ができたんだすやろか?」て。

そしたら、旦那様が寝たままのうちに、よう話しかけてくれてはったて。千代もうちの手や脚、ようもんでくれてたみたいで。何も確かな事は分からしまへんけど、ひょっとしたら、そないなことが何か関わりあるのかも分かれへんて。そやさかい」と説明します。

あさに「ほら、うめも、そっちの手ぇしたげて」と言われ、うめは反対側の手を握り「ほんま、分厚うおますなぁ」と言いました。

うめがあさに「それにしても、何でだす?何で夫婦いうのは、あないにけったいなもんなんだすやろか?」と話してると、雁助が目をあけました。あさが「うち先生呼んできます!」と出て行くと、うめは雁助の手を握り「雁助はん」と声をかけます。雁助は「うめ?何でうめが?」と不思議がってましたね。

雁助の家族は大喜びしてました。あさが病室へ入っていことするのを、新次郎が止めます。うめが出てきたので、みんなで大阪へ帰ることにしました。

加野屋、あさたちが戻って来ます。榮三郎が「それで、融資の話は?」と聞くと、あさは「雁助さんが冗談やあれへん言いはったそうだす」と答えました。そして、榮三郎は「わて、前から、経営助けてほしい言うて頼まれてた、あの生命保険の会社、買い取ってみよか思てますのや」と言い出します。

その頃、和歌山では、養之助(西畑大吾)は二十歳となり、幼なじみの節(寺下怜見)との結婚が、正式に決まりました。倉掛(中村育二)が「あれはどやったんよ?」と聞くと、惣兵衛(柄本佑)は「徴兵検査だしたら、甲種合格だした」と答えます。はつ(宮崎あおい)が「ほんま、健康だけが取り柄だすよって」と言うと、養之助が「何よ、お母ちゃん。健康だけて!」と突っ込みました(笑)

加野銀行、榮三郎は生命保険について「わて、今まで、人の生き死にを商売にするてどないや思てましたんやけどなぁ。こないして考えてみたら、保険会社は、働く者の一家を助ける事のできる、社会的にも意義のある事業だす」と話します。平十郎が賛成すると、あさも賛成しました。

はつから養之助の祝言の日取りが秋に決まったと知らせが来ます。あさが「式は、どっちのお家もお互い近い身内で挙げるさかい、気ぃ遣わんといてくれて」と言うと、新次郎は「そら惜しい事なぁ。式があったら、また和歌山行きたいて思てましたのに」と残念がりました。

店の表、千代、さえ、うめがまりで遊んでると、宜がやって来ます。うめが胸が痛むと言うと、宜が「ラブや、ございませんこと?」と言いました。うめの手からまりが転げ落ちたので、千代が拾いに行くと、啓介(工藤阿須加)が現れましたね。

連続テレビ小説 あさが来た あらすじと感想
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