あさが来た 第22週 自慢の娘 第130回~第132回

養之助(西畑大吾)は「いいや、お兄ちゃん、おばあちゃんの最期は決して惨めなもんやなかったで。寝たきりで、床ずれになりそうなんを一家みんなで世話してなぁ。せっちゃんも手伝うてくれて。」と言うと、藍之助(森下大地)は「せっちゃん?」と聞きます。養之助が二十歳になったら節(寺下怜見)と籍入れるというので、藍之助は驚きました。

3日前に、菊(萬田久子)をみかん山まで連れて行ったら、みかんの花の香りいっぱい浴びて、ほんまうれしそうに笑ていたと養之助が話します。

養之助は「お母ちゃん。僕な決めたんよ。僕は一生ここで生きていく。ここで家族ぎょうさん作って、みかんもぎょうさん作って。僕はそないして一生生きていきたいんよ」と宣言し「おばあちゃん!山王寺屋はな、僕がきっと、守っていくよってよ」と叫びましたね。

あさ(波瑠)が焼香にやって来ました。あさは、はつ(宮崎あおい)に「うちらのお母はんの事なんやけど。うち、うめと一緒に、東京行ってきましたんや。そしたらな、お父はんもふせってはりましたけど、今はお母はんの方がようないみたいで」と言います。

惣兵衛(柄本佑)栄達(辰巳琢郎)もすすめるので、はつは、あさと養之助とうめ(友近)と一緒に東京へ向かいました。今井家では、忠嗣(興津正太郎)と妻・とわ(佐藤都輝子)が迎えてくれます。

あさが「お母はんは?」と聞くと、忠嗣は首を横に振りました。それから程なくして、梨江は家族に見守られながら、亡くなります。梨江役の寺島しのぶさん、姿を見せませんでしたね。

葬式が行われ、千代(小芝風花)新次郎(玉木宏)もやって来ます。あさが弔問客にあいさつへ行くと、千代は「あきれた。こないな時にまで、女子大学やお商売の話する気やろか」と言いました。

新次郎は「何言うてますのや。この今井の家に、弔問に来られたお商売の方々いうのは名士ばっかりだす。あさがそこに顔出して、ご挨拶するいうのは、今井にとっても、加野屋にとっても大事な事なんだす」と説明します。

千代と養之助が話してるのを見て、忠興(升毅)が何かつぶやきました。はつが「お父はん、何か言わはりました?」と聞くと、忠興は「お母はんに「おおきに」言うたんや。もう「おおきに」しか、思いつかへん」と答えます。

翌日、忠興は新次郎とはつに「こないなってみるとなぁ。つくづく、考えてしもてなぁ。今までの事や、後悔した事や」と話し始めました。はつが「後悔やなんて、こないに成功しはったお父はんが」と言うと、忠興は「確かにわしは、幕末の乱世乗り越え、人からは大勝ちや言われてきた。せやけど、2つだけ、最初の最初から読み違えて、失敗した事があったのや。それは、御一新での、山王寺屋さんの事とあさの事です」と言います。

忠興が「はつ、お前には苦労させてしもた」と言うと、はつは「いいや、お父はん。うちはあのお家に嫁げてよかった」と微笑みました。そして、はつは「うちは、お父はんが選んでくれはった道のおかげで、あの旦那様に嫁ぐ事ができて、藍之助や養之助も生まれてこないに幸せな事はあらしまへん。せやさかいお願いだす。決してもう後悔やなんて思わんといとくなはれ」と話します。

「新次郎さん、あなた様にはあさがえらいご迷惑おかけして」と忠興が言うと、新次郎は「いやいや、迷惑やなんて何も。わてはあさに助けられた方で」と話しました。

忠興は「わしがあの時、おなごやいう事にこだわらんと、もっとあさの思うように学問させてやっとったら、ひょっとしたらもっと偉いおなごになってたかもしれへんて。わしは親父のようには、あさの力見抜けへんかった。あの子の一生懸命出ようとする芽ぇを摘んでしもてた。せやけどわしらが種まいたままほってたもんを新次郎さんが時々水やって咲かせてくれはった」と言います。

大隈邸、あさと千代は大隈綾子(松坂慶子)に会いました。綾子が「千代さんも成澤先生の大学校が出来た暁にはそちらに入られるおつもりなのでしょう?」と聞くと、千代は「え?いいや、うちは」、あさは「へぇ。そないなったらええな」と同時に答えてから、2人して唇をつまみます(笑)

あさが「そないなったらええなぁて思てましたけど、決めるのは娘だす。好きなように決めてもらうつもりだす」と答えると、綾子は新しく作った名簿をくれました。

今井家、あさは忠興のところへ行きます。忠興は「おなごの大学校の件やが、うまい事いってんのか?」と質問するので、あさは「それがなかなか厳しおましてなぁ。賛同してくれはるお方はちょっとずつ増えてきてますのやけど、寄付金は目標の10分の1も集まってへんありさまで」と打ち明けました。

忠興は「もし、万が一東京に決まるようやったら建設用地としてどないやろなぁ?今井の目白の別荘は。あっこやったら静かで環境もええし庭の樹木残して建てたらええ大学校になるんやないかなぁてな」と切り出します。梨江と話し合って、決めたことだったのです。

忠興が「ええ娘やったで。今は自慢の娘になってしまいよった。これは学問好きのお前の芽を、摘もうとしてしもてた、償いや。そやから、頼むさかいに受け取ってくれ。お前のような学問好きが、よう学べるような日本一の大学校、きっと作るんやで」と言うと、あさは「へぇ!」と下を向いて泣き出しましたね。

はつと養之助は和歌山へ戻っていき、あさたちも大阪へと帰ってきました。千代が帰ってくると、よの(風吹ジュン)が元気ありません。千代が「どないしはったん?おばあちゃん」と聞くと、よのは「何や同じような年の人が、どんどんいてへんようなってさみしいなぁ思てなぁ」と答えます。千代は「おばあちゃん、長生きしてやな」と声をかけました。


1896(明治29年)春、千代と宣(吉岡里帆)は女学校を卒業します。宣はあさの元で秘書見習いとして働き始め、千代は予定通り花嫁修業を始めました。

千代がさえたちと話してるところへ、あさがりんごを持って来ます。千代は啓介(工藤阿須加)を思い出してましたね。

美和(野々すみ花)のレストラン・晴花亭、出資者たちは女学校は大阪に作ってもらわんとと、あさに言います。宣がしっかりメモを取るので、亀助(三宅弘城)は「わての仕事がなくなってしまう」とハラハラしてました(笑)そこへ成澤(瀬戸康史)が来て、刷り上がった本「女子ノ教育ニ就テ」を持ってきます。

千代の部屋、千代は宣に、小さいころの友達の話として、名前も知らない人が頭から離れられなかったと相談しました。宣が「そら、初恋に決まってるやないの」と言うので、千代が「初恋?」と驚き、廊下で聞いていた新次郎も「初恋、こらあかん」と驚きます。

大隈邸、あさが綾子たちと作業をしてると、成澤がかけこんできて、伊藤博文総理に話を聞いてもらえ、力を貸すと言ってくれたと興奮しながら、説明しました。瀬戸さんは「花燃ゆ」に出演していたので、伊藤博文というと劇団ひとりさんを思い出します。

加野屋、宣はうめと亀助に、友達の友達が恋の悩みを抱えてると言うと、亀助は「わての経験上、おなごが『自分の友達の話で』とか言うて話す話いうのは十中八九が自分の話なんだっせ」と見きりました。

宣が「という事は、あの初恋は千代ちゃんの?」と言うので、うめと亀助が驚き、廊下にいた新次郎は「やっぱりな…」とショックを受け、かの(楠見薫)は「奥様にお知らせせな」と走り出します(笑)そこへ、千代がさえたちと来ました。

和歌山、はつは「キジバトの声だす。うち東京から戻ってきて、最初この声を聞いた時、ほっとしましたのや」と話します。惣兵衛ははつに、大阪で買ってきた着物をプレゼントしました。養之助の祝言の時、はつに着てもらおうと惣兵衛、藍之助、養之助がお金を出したのです。はつは「お母様、お母はん。うちはなんていう幸せ者なんだすやろか。露芝や」と感動してましたね。

加野屋、あさたちが話してると、榮三郎(桐山照史)が駆け込んできました。雁助の奥さんから手紙で、雁助が仕事中に頭打って倒れたと知らせてきたのです。

連続テレビ小説 あさが来た あらすじと感想
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