あさが来た 第20週 今、話したい事 第118回~第120回

あさ(波瑠)は東京の大隈重信(高橋英樹)に手紙を書いて、すぐに東京へ出発します。新次郎(玉木宏)が驚くと、あさは「手紙のお返事がなかなか来ぇへんさかい、いろいろ噂聞いてみましたら、政府辞めはってから、大隈様のお宅には毎日何十人ものお客さんが詰めかけてはるそうなんだす。そやさかいうちも、そこに加わってみよて、思いまして」と言いました。そして、うめ(友近)からチケツと荷物を受け取って、でかけてしまいます。

かの(楠見薫)は「せやけど、心配な事だすな。近頃、また噂になってるみたいなんだす。炭坑、銀行とお作りになった奥様が、今度はおなごの大学校に入れ込んでしもてるいうて」と言うと、よの(風吹ジュン)は「おなごが目立ついうのは、ええ事ばっかりやあらしまへんよってなぁ」と心配そうな顔になりました。あさが出て行くのを、萬屋与左衛門(ラサール石井)が見てましたね。

東京の大隈重信邸、あさが到着し「大阪で銀行の商いしております白岡あさと申します」と自己紹介すると、大隈の妻・大隈綾子(松坂慶子)が「あっ白岡あささん!お見えになるのを、うちの大隈、楽しみにしていたんですのよ」と迎えてくれます。

広間へ行くと、大隈が大勢の人たちと談笑していました。あさが端に立ち尽くしてると、男性が緊張してるのかと話しかけてくれます。あさは「今までは、初めて行くとこ行くとこ大抵はお猿さんがいたりして、びっくりぽんな事ばっかりだしたのに。こない親切に中に入れて頂けるやなんて」と言います。

綾子はあさを大隈の前まで連れて行ってくれました。大隈は「あなたが女だてらに、金儲けに成功して銀行を作ったという、例の女の人であるか。いや、これはお目にかかれて光栄である。我が輩が、大隈重信であります。

諸君。この人はね、なんと、女子にも大学校が必要だと、そういう先進的な事を考えていらっしゃる、大阪の偉大な実業家であるのでありますぞ」と言い、みんながざわつきます。

あさは、この館では自分こそが、みんなにとってのお猿さんなのかもしれない事に気づき「いかにもこの白岡あさ、いつか、この日本にもおなごの大学校をとそう願いまして、大隈様にご意見伺おうと、大阪からこの東京・早稲田までやって参りました。皆様、どうぞよろしゅう」と大声であいさつしました。

大隈が「今の女子の教育は、その賢母良妻をつくるには十分に値すると、考えるのである。まだまだ西洋諸国においても困難である女子大学校を、我が国に持ち込むのは、いささか早急ではないかと考えるのであるが、いかがかな?」と聞いてきます。

あさは「うちは大隈先生のおっしゃる、賢母良妻がおなごの主たる天職であるいうお考えに異論はございまへん。そやけどそのためにかて学ぶ事は必要だす。芸事や実技も大事だすけど、世の中の動きに疎いおなごだけではあかん。賢母良妻になるためにかて、男女の教育に区別をすべきやあれへんのだす」と咳き込むながら訴えました。波瑠さん、長台詞を決めましたね。

大隈はあさのプレゼンテーションに感心し「この大隈、できる限りの協力はさせてもらいますぞ」と約束してくれます。

大阪では、千代(小芝風花)が休暇で、親友の宣(吉岡里帆)を連れて帰ってきました。新次郎は「お帰り。こらこら、おそろいで」と2人を迎えます。

大隈重信の賛同を得てから、東京での協力者集めは順調に進み、成澤(瀬戸康史)たちは大喜びです。

しかし、あさが加野銀行へ戻ってくると、新次郎やよのたちが暗い顔をしていました。榮三郎(桐山照史)は「お姉さん、困った事になりました。お姉さんがおなごの教育に夢中になってるいう話が、もう広まってしもてましてな」、平十郎(辻本茂雄)は「それはほんまの事やから、しかたないとして、この銀行のたくさんの儲けを、その事業に回すと悪い噂が立って」と説明します。

あさが「すんまへん。迷惑かけてしもて。うち、ちょっと店見てきます」と立ち上がると、榮三郎は「いいや、お姉さん。この話が落ち着くまで、しばらくは、店の表に顔を出さんといてもらえますか。店にためだす。どうか、頼んます」と止められてしまいました。

大阪へ戻ってきていた千代とあさが話します。千代は「思うようにしてきたんやろな。そやのにうちなんかが生まれてしもて。そらえらい迷惑かけてしまいましたわ。いてへん方がよかったて、思てはりましたんやろ?」と怒りをぶつけてきました。

あさは「何でいつもそないなふうにしか取られへんの?お母ちゃんが、あんたをどない大事に思てるか! あんたがいてるさかい頑張ろ思う事はあっても、足手まといやなんて思う事があってたまりますかいな」と言い返します。よのが「何だす!?2人で大きな声出して」とやってくると、千代は去ってしまいました。

宜が「アワワワワ!すみません」と現れます(笑)あさが「ひょっとしたら、宜ちゃん?」と当てると、宜は「はい!アワワ。怪しい現れ方してしもて、ごめんなさい。今、憧れのお人に会えた喜びと興奮と、自分の罪深さに、三方板挟みにっていると申しますか。すいません。千代ちゃんがあないな事言いだしたのは、うちが余計な事言うてしもたさかいです」と謝りました。

加野銀行、萬屋が店にやって来たので、弥七や祐作が止めようとしますが、強引に入ってきて、サカエに話しかけます。最後は、新次郎が「萬谷さん。わてはなぁ、大概の事はそない気になれへんのだすけど。2つだけ、どないしても、腹に据えかねる事がありますのや。それは男がおなごに手ぇ上げる事と、わての嫁さんに的外れの悪口言われる事だす」と腕ずくで追い出しました。

表で、あさが話しかけるのを、千代が受け流して去っていきます。物音が聞こえ、千代が振り向くと、あさが倒れていて、萬屋が包丁を持って立っていました。萬屋は「自業自得じゃ」と去っていきます。千代の叫び声に、新次郎がかけつけてきました。心配ですね。


川が流れていて、忠政(林与一)が「うさぎ うさぎ なにみて はねる」と歌うのが聞こえています。三途の川みたいです。

あさは病院へ運ばれました。廊下で、新次郎、千代、うめが待っていると、榮三郎とさち(柳生みう)もやって来ます。医師は新次郎に「手術はうまい事いきました。しかし、出血の量が多かったんで、危険な状態は、続いています。念のため、ご親族や大切な人には、お知らせしときはった方がよろしいかと思います」と伝えました。

和歌山、アサキトクという電報を受け取り、はつ(宮崎あおい)は「あさが?うそや」と慌てて、惣兵衛(柄本佑)が「どないした」と心配します。

加野銀行、山屋(南条好輝)天神屋(林家竹丸)たちが押し寄せてきたので、平十郎は「大丈夫です。ちゃんと生きております。ですから落ち着いて下さい」と説明しました。成澤が「これが落ち着いておられますか!白岡あささんはご無事なんですか?」と入ってくると、平十郎は「元はといえば、あんたのせえやろ!帰れ」と追い出します。

病院へ、あさの弟・今井忠嗣(興津正太郎)もやって来ました。新次郎が「忙しいとこ、わざわざ東京から来てもろて」とお礼を言うと、忠嗣は「いいえ。実は代替わりしてからというもの、父もあんまり具合がようないもんで。母も看病で付きっきりやさかい、2人ともこちらに来られへんのです」と打ち明けます。

あさのことを知った大隈は綾子に口述筆記を頼みました。「我が輩は、白岡あさ君に会う事によって心を決めたのである。我が輩は必ず政府に戻る。そして、白岡あさ君、あなたの言う女子の大学校という、新しくも神聖なものを、国を挙げて協力したいとこう思っているのである。日本のこれからのためにも、貴殿の回復を、心から祈っておるのである。あなたの友、大隈重信」

千代は新次郎に「お父ちゃん、うちなお母ちゃんいうのは、一生死なへん人や思てました。一生死なへんて、けったいな言葉だすなぁ。そやけど、何があっても死なへんいうか、どないな事があっても、生き残るゆうか。お母ちゃん、死んだらどうしよう。もし、このまま、お母ちゃん死んだら…」と泣いています。

新次郎は「あさ、どこにも行ったらあかんで。わてなぁ知ってる思うけど、あんたに惚れてます。あんたのする事なぁ、何でも応援したげる。何にも怒れへんそやけどなぁ、わてより先に死ぬ事だけは、金輪際許さへんで」と呼びかけてると、あさが「ん、いやや」と答えました。

新次郎が「あさ、今、何か言うたか?あんた、起き上がらな!九転び十起きやろ? 九転び十起き」と言い続けると、あさは「うち、何してますの?旦那様?」と目を覚ましました。あさ、奇跡の生還でしたね。

連続テレビ小説 あさが来た あらすじと感想
連続テレビ小説 あさが来た キャスト

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