あさが来た 第20週 今、話したい事 第115回~第117回

成澤泉(瀬戸康史)の「女子ノ教育ニ就テ」には、女子を人として婦人として国民として教育する必要性が書かれていました。女子も高等教育を受ける事で、生きがいを得て、さまざまな場で、社会に役立つ人間になる可能性がある事。女子も一芸一能を持ち、独立自活の力量を持つ必要性がある事。

また、女子の能力を研究し、生かす場を考え、100年先、200年先を見越して、女子教育の方針を定めるべきという具体的なプランが、示されていたのでした。

あさ(波瑠)はサカエ(横田美紀)たちにも頼んで、成澤を探させますが見つかりません。

新次郎(玉木宏)は、よの(風吹ジュン)かの(楠見薫)うめ(友近)から成澤について話を聞きます。正式に加野屋で働く事になった藍之助(森下大地)もいました。新次郎は「何でうちのおなごはんみんなで、心配せなあかんのだす。男はおなごより丈夫に出来てるのやさかい、道でもどこでも寝かしといたらよろし」とちょっと嫉妬してます。

あさが帰ってくると、成澤の草稿を読んで「うち、久しぶりに、胸をズドンと打たれたような気ぃしたんだす」と話しました。

そして、東京で会った福沢諭吉(武田鉄矢)の言葉を思い出します。「男が大いに学んで、世の為に役に立ちたいと願うならば、女もまた大いに学問をして、世の為になりたいと思う。これは必定。男女とは、全く同じものです」でも、あさは福沢の写真を見て、福沢だとわからなかったみたいです。

そのころ、京都の千代(小芝風花)は宣(吉岡里帆)と話していました。あさの本を読んだという宣は「明治の御世になったばっかりの日本で、おなごが働くのはどない難儀やったかてな。その炭坑で昔、落盤事故が起きてしもたのも、自分のせえやて、自分を責めてはりました。

その事故が起きた頃、炭坑の仕事に打ち込まれへんかったのは、赤ちゃんができて、大阪にずっといてたさかいなんやて。きっと、千代ちゃんの事やんな。その時分だけ、炭坑が手薄になって、それが事故につながってしもたのかもて、反省してはったわ」と言います。千代は「ふ~ん」と複雑な表情でしたね。

美和(野々すみ花)のレストラン・晴花亭、新次郎と平十郎(辻本茂雄)はビールを飲みに行きます。美和は「今日はまた珍しい取り合わせだすこと」と言いました。

奥の席から、英語の歌が聞こえてきます。成澤です。歌声は決してうまいとは言えませんでした(汗)

加野屋の応接室、成澤は「白岡さん、感激しております。ご主人から伺いました。私の書いたものを懇切にお読み下さったとは」と話すと、あさは「いいや、感激したのはうちだす。先生がお書きになりはりました、おなごの教育についてのお考えには、びっくりぽんだす」と大量のしおりをはさんだ草稿を返します。

成澤の考えに賛同する人は11人しかいません。あさは「考えはほんまに素晴らしい!先生は、やっかい者どころか、ファースト・ペンギン。いの一番のペンギンになる事のできる志と頭脳を持ったお方だす」「うちは先生と一つ心で、実際に役に立つ事したいんだす。先生が、おなごの大学校という大きい大きい海に、足滑らせる事のう飛び込む事ができるよう、お手伝いがしたいんだす」と言いました。

お風呂に入った成澤は「借金は一文もしたくないのです。1度お金を借りてしまったら、途端に私はお金を返すために大学を経営しなくてはならなくなる。私は実業家でも経営者でもない。あくまで教育者でありたいのです」と話します。あさは「とことん甘いお方だすなぁ」と言って、30万円、現代の15億円を出資すると言い出しました。

数日後、成澤は新調した背広姿で加野銀行へやってきて、サカエ、弥七(竹下健人)佑作(杉森大祐)たちを驚かせます。あさは「馬子にも衣装だすなぁ」と笑顔で迎えました。

和歌山、有田、惣兵衛(柄本佑)倉掛則夫(中村育二)が東京の問屋について話しています。養之助(西畑大吾)が手紙が届いたと持ってきます。藍之助からだったので、はつ(宮崎あおい)は笑顔を見せましたね。


藍之助は手紙に「初めてのお給金で買い求めました。手荒れにええそうです。お母ちゃん、使てみて下さい」と書いて、塗り薬を送ってくれました。はつはうれしそうです。

加野銀行、あさは成澤に「我々がまずせなあかん事は、この2つだす。こないに低い日本の女子教育の認識を改め、理解を得ること。そして並行して、女子大学校新設のための、財界資金を確保すること。この2つが両方うまい事いかへんかったら、この事業は成立せぇへんのだす。うちはまず、お金を寄付してくれるいうお人、集めるとこから始めよ思てます」と2枚の紙を出して説明します。

あさが「先生。さっきから、さぷら、さぷら言うのはどないな意味だすのや?」と質問すると、成澤は「ああ!サプライズ。白岡さんのびっくりぽんと同じ意味です」と答え、あさは「びっくりぽんと!そないだしたんか」と納得です。

名だたる商人や財界人、富豪に当たってみたものの、なかなか理解は、得られません。そこで、あさは工藤徳右衛門(曾我廼家八十吉)に寄付を頼みに行きました。しかし、工藤は「本音言うたら、おなごに学つけさしたいやなんて、世間はだれも、思てしまへんで」と厳しいです。

榮三郎(桐山照史)は「なんちゅう事を。まさか一番大事なお客様に、大学校の寄付の話持ち出しはったんやあらしまへんやろな?ゆっくり話聞かしてもらいまひょか」と怒ります。

新次郎が「榮三郎から聞きましたで。こってり絞られたみたいやな」と帰ってきました。あさは「昔々、ある小さい女の子が、おなごに学問なんか必要あれへん。学問したいやなんて、考える事も、口に出す事もあかん言われて、えらい窮屈な暮らししてたそうなんだす。

そしたら、そこに光源氏みたいな男はんが現れて。そのキラキラしたお方が、キラキラ光り輝く、赤いそろばんくれはったんだす。そのお方は『嫌やったらお嫁入りかてやめたらよろし』言うて、親の言うなりやのう、新しい道まで見せてくれはった。

そのおかげでその子は、そろばん習わしてもろて、学ぶ事の面白さを知って、その上、商いの勉強までさしてもろて…。今の若い人の中でも、窮屈な思いしてるおなごはんは、きっとぎょうさんいてるはずだす。せやけど、誰もがそろばんもらえる訳やあらしまへん。おなごかて、人として、民として、立派な教育を受ける権利があるのやて。おなごの大学校が出来ることは、きっと、そないな事の大きい道しるべになる思うんだす」と話します。

新次郎が「そうか。今度はあさが、みんなにそろばんあげる手伝いしたい、いう事だすな?」と理解すると、あさは「それが今のうちの、大きい大きい目標だす。せやけど実は、もう一つ目標がございましてな。うちも、いつかその大学校で学んでみたいんだす。できたら千代と一緒に」と言いました。

晴花亭、成澤や美和が福沢諭吉の慶應義塾、大隈重信の東京専門学校の話をすると、あさは「大隈様にお手紙書いてきます。大隈重信様に、直接聞いてこう思うんだす」と動き出しましたね。

連続テレビ小説 あさが来た あらすじと感想
連続テレビ小説 あさが来た キャスト

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