あさが来た 第19週 みかんの季節 第109回~第111回

あさ(波瑠)新次郎(玉木宏)は和歌山へ行きました。新次郎は「お姉ちゃんとこ行くからいうて、よそ様の子供の将来の事、口出すやなんて事は」とあさの口をつまんで注意します(笑)

男の子たちがあさの洋服を見て「腰にミノムシぶら下げちゃあるでぇなぁ」とばかにしました。そこへ惣兵衛(柄本佑)が来て「こら!お前ら、道草食うてんと早いんで、お父ちゃんお母ちゃん手伝わんかいな」と注意します。男の子たちの1人は養之助(西畑大吾)でした。

眉山家では、はつ(宮崎あおい)が笑顔で食事の準備をしていて、栄達(辰巳琢郎)菊(萬田久子)もうれしそうに掃除をしています。あさと新次郎が到着すると、みんな笑顔で迎えてくれました。藍之助(森下大地)は「ようこそです!社長にあさおばさん」とあいさつします。

はつがサバのかき混ぜ飯を作ってくれました。新次郎は「この味は大阪では、お目にかかられしまへん」と絶賛します。菊は「私は大阪のおすしが食べたいわ」とボソッと言いました(笑)

村の世話役の倉掛がやって来ます。「こないだ奥さんの記事、新聞で読みましてな『偉大なる婦人実業家 白岡あさ女史』て。そんな家が親戚筋なて聞いちゃあびっくりしちゃて」と記事を出しました。

倉掛は「わしは、この眉山の一家は徳川様のご威光が消えてしもたこの有田に、再び降り注いだ一筋の光よ思うちょります。旦那さん達は頼りになるし、奥さん達は学があって美しい!

その上、この藍之助はほんま賢い子や。うちの学校の先生も『このまま村に置いちゃあるのはもったいない。世が世ならお殿様に仕えちゃあったはずや』そう言うちゃあったで」とべた褒めです。

倉掛と惣兵衛は、和歌山のみかんが東京の問屋にひどい扱いを受けていると言います。あさは「きっと、おみかんの売り方や儲けの配分が、東京の問屋にええようにされてしもてるさかいだすなぁ。今すぐその仕組み変えるのは難しいにしても、もし誰か村から東京に派遣して、問屋の言うなりやのうおみかん売る事ができたら」と言うと、新次郎が口をつまみました(笑)


あさはみかんの収穫を少し手伝います。作業が終わって、菊は「藍之助の働きぶり、どないだした?」と聞いてきました。あさは「藍之助は真面目によう働いてくれてました。丁稚たちと一緒に店の掃除も、出納係の手伝いも」と答えます。

菊は「丁稚やて!? 失礼な」と怒ってから「あささん、頼みますわ。藍之助を加野屋さんの銀行で、正式に雇てくれはれへんやろか?」と頭をさげました。

あさが「すんまへん。それは今、うちの一存では決められしまへん」と断ると、菊は「それやったら、もうよろし。行こ」と戻ってきた藍之助と出ていきます。

はつは藍之助が大阪へ行く前のことを話しました。藍之助が「お父ちゃん。何で両替屋の商い捨てたんですか? 山王寺屋は、あの加野屋にかて負けへん店やったて聞きました。なにもわざわざ大阪捨てて、お百姓にならんかて!僕は一生この山の中で、みかんの世話だけして働くやなんて。そんなん真っ平ごめんや」と言ったのです。はつが藍之助を叩こうとすると、惣兵衛が止めたのでした。

はつ)は「藍之助なぁ、あんたみたいになりたいんやて。あんたはうちの自慢の妹や。お家を守っただけやのうて、大きゅう大きゅうして、えらい実業家さんになって。そやけどうちは、一家みんなで山で働いて、おいしいおみかん作って。この道が、あんたの道に負けてるやなんて、思われへんのだす。特に、これからの時期、ほんましんどいけど、楽しいねんで」と話します。

あさが「びっくりぽんだす。自分の身に起こる事は何でも、そういうもんやて受け入れてきたお姉ちゃんが、子供のことになると、そないな顔もしはんのやてなぁ」と驚くと、はつは「せやなぁ。自分の心は、自分次第でどないにでもなるけど。人の心動かすのは難しなぁ」と答えました。

新次郎と惣兵衛も2人で話しています。惣兵衛は「親の決めたとおり歩かせるのが一番やあれへんいう事は分かってる。それに百姓ははっついしなぁ。わしは銭金の商いのきつさ知ってるさかいこっちの方がええ思うけど。子供らにとっては、何がええのか、まだ分からんやろ」と話しました。

新次郎は「惣兵衛はん、いつの間にかほんま立派なお百姓のお父ちゃんになりはったなぁ思てな」と言うと、惣兵衛は「銭や銭や言うて走り回ってた頃がうそみたいや。わしにはこっちの方が向いてる。なんも要らんわ。家の者さえいといてくれたら」と言います。

京都白川高等女学校のの花霞寮、田中宣(吉岡里帆)が「何を志してこの学校へいらしたの?」と聞くので、千代(小芝風花)は「学問いうより、花嫁修業しに来ましたのや」と答えました。すると宜は「花嫁修業?思たとおりのしょうもない女や」と鼻で笑います。

さらに、宜は「努力次第でなんぼでもこれからは女子は大きなれますのやで。あなたみたいな女には、信じられへんことでしょうけど。それを、この方が証明してくれはりましたのや!これは私が今、心から憧れてるお方ですねん」と新聞記事を見せました。千代は「これて…」とびっくりぽんです。

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あさは惣兵衛と2人きりで緊張していました。あさが「姉に、笑てやって頂けませんか?」と頼むと、惣兵衛が「ちょっとは大人になったかと思たけど、中身はあかんたれのままやな」と言われた時以来だったのです。

惣兵衛は「あんたの目で見て、銀行の働き手としての藍之助はどないだした?あんたの正直な見立て聞きたいんや」と質問しました。あさは「正直に言うたら藍之助と一緒に働くのは楽しいて、そない思いました。うちも商いだすさかい、身内やいうても、一切贔屓はせぇへんかったんだすけど。年下の丁稚たちに交じっても、ちょっとも嫌な顔せんと、よう真面目に働いてくれてました」と答えます。

あさは家族と一緒にいる惣兵衛がうらやましいと言い、忙しすぎてたまに朝ごはんに行ったら、あさの椅子が無かったと話しました。惣兵衛は大笑いです。

惣兵衛とあさが話してるのを、新次郎とはつが立ち聞きしていました。4人が話し始めるのを、栄達と菊がのぞいてましたね。

眉山家の家族会議が開かれます。惣兵衛は「はつ、わしら親の言いなりに生きようとした。自分には、その道しかあれへん思てましたんや。この世のどっかに、ほかの道があるやなんて、そないな事考えた事もあれへんかった。その道が、思いも寄らぬ事でのうなってしもて。ようよう道いうのは、自分らで、探して歩かなあかんいう事に気ぃ付いたんやな」と言います。

菊が口を挟むのを、惣兵衛が制し「お前が家出してまでも、自分で自分の道探したい言うねやったら、そらもう止められへん気ぃしてきましたんや」と言いました。

藍之助は「お母ちゃん。お願いします!大阪に行かして下さい」と頼み、養之助も「お母ちゃん。僕も頑張るで!今まで時々手ぇ抜いてたけど、もっと頑張るよって。お兄ちゃん、行かしたって」と頭を下げます。

はつは「3年だす。うちらが和歌山に来てみかんの木ぃ植えて、初めて実ぃがなるまでにも、3年かかりました。せやさかい、まずは3年、大阪で働いてきなさい。せやけど、それまでにものにならへんかったら、帰ってくるんやで。行っといで」と許してあげましたね。

みかん畑で、あさは新次郎に「千代にも、うちの思いとは関わりのう、好きな道選ばしたげなあきまへんなぁ」と話します。

連続テレビ小説 あさが来た あらすじと感想
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