あさが来た 第10週 お姉ちゃんの旅立ち 第58回~第60回

はつ(宮崎あおい)が藍之助を連れて、加野屋へ泊まりに来ます。亀助(三宅弘城)が呼びに来て、新次郎(玉木宏)が大事な用ができてと出て行きました。

あさ(波瑠)ははつに、新次郎は三味線に夢中で、師匠の美和(野々すみ花)がそばにいると思うだけで、胸が痛くなると打ち明けます。

その頃、美和は寄合所の五代(ディーン・フジオカ)を訪ねていました。山屋(南条好輝)神田屋(笑福亭銀瓶)がそれを見て、不思議がります。

美和は五代に「こないだ大久保様とお話ししてはった時に、五代様が大阪商人が気さくに集まって話し合える場が欲しいておっしゃってたと 思いまして。それ、うちに作れしまへんやろか?うちも誰かさんみたいにファースト・ペンギンになってみたいんだす」と話しました。

加野屋、あさとはつはファーストペンギンの絵を見ています。あさは五代について「最初は敵や思た事もありましたんやけどな。天王寺屋さんが潰れてしもたんは、あのお方が新政府で働いてたせえもあんのやさかい。そやけど、今は憧れいうのやろか?あない物知りで、広い了見で、どんどん大きい会社作りはって。うちもいつか、あないなふうに加野屋を大きしたいんだす」と話しました。

うめ(友近)ふゆ(清原果耶)は少し離れたところで、藍之助と一緒にいましたが、クマが呼びに来たので、みんなでおやつを食べます。

藍之助が勝手にそろばんで遊んでるのを、はつが注意しました。藍之助がそろばんを弾くのを見て、はつもあさも藍之助は商売好きなのかと喜びます。

あさが琴を出して、はつに弾いて欲しいとお願いしてると、新次郎が息を切れせて帰ってきました。風呂敷から出てきたのは、はつのお琴です。

惣兵衛(柄本佑)が「一つだけ大阪に心残りおますのや。わし、あいつのお琴ほんまに好きや。店潰れた時も、ほんまは売りたない思てたけど。どないもならへんようになって売ってしもて」と言っていたので、新次郎は「それから大阪中の三味線、琴屋回ったんやけど。見つけられへんあってなぁ。そしたらさっき町外れの店から、ようようそれらしいもんが売りに出たいう話が届きましたんや」ということでした。亀助も息を切らしながら帰ってきます。

はつは「もういっぺん、このお琴に会えるやなんて。新次郎様、おおきに。ほんまおおきに!番頭さんもおおきに。ありがとうございます」とお礼を言いました。

あさとはつがそろって琴を弾くのを、新次郎たちがも守ります。加野屋の外から惣兵衛も聞いてましたね。

あさがうめと藍之助とで、シャボン玉で遊んでる間に、はつは新次郎に「新次郎様、1つだけ、お伺いしたい事があんのだす。前からずっと気になってた事で。何で新次郎様は、あさを選びはったんだすか?」と聞いてました。


新次郎は「小ちゃい頃にお父ちゃんが、ラクダいう獣を見たいう話をしてくれましたんや。その話いっぺん聞いてから、そのラクダいうのに、どないかして会いたなってしもて。「見せてくれ、見せてくれ」言うて、お母ちゃん困らしてましたんや。

そないな頃に、ちょうどお父ちゃんと一緒に、京都に行く事になって。そしたら、こない小さい女の子が頭にカエル乗せて、走り回ってましたんや。それがあさだす。

それ見た時にわて「ラクダなんか見られへんかっても、この子見てたらおかしいなぁ」思て。もしあさを選んだのに、何か理由があるとしたら、ただ、それだけの事だす」と話します。

はつが「ラクダとか、ペンギンとか、みんなで妹の事を好き勝手言わはって」とあきれると、新次郎は「もちろん今はそれだけやあらしまへん。あさのいろんなとこ知って、その度に惚れ直したり、あきれたり。今は、ちあさに置いていかれそうで、不安になるぐらいだすわ。わては、自分では何もでけへん、ボンボンだすさかいな」と言いました。

はつは「あさが今みたいにしていられるのは、旦那様が新次郎様やったさかいだす。あさは、あなた様が認めてくれはるからこそ、自由に羽ばたけてるのだす。せやからどうか、ご自分に自信持っとくなはれ。どうぞこれからも妹を、よろしゅうお頼み申します」と頼みます。あさはいつからかふすまの向こうで聞いていたようです。

姉妹が大阪で共に過ごす最後の夜が訪れました。はつは「うちな、ずっとあんたに、やきもち焼いてましたんや」と打ち明け、あさは「何で?何でだす?何でお姉ちゃんが、うちにやきもち焼きはるんだす?信じられへん」と驚きます。

はつは「おじいちゃんによう構てもろたり、許嫁さんに恋文もろたり。今かて、うちの代わりにこの家に嫁いで、こないええお布団で寝てたり」と言ってから「でももうあんたは、あかん子やあれへん。うちがそばにいてへんかっても、十分やっていけますやろ?うちもや。うちも今、ようやく心の底から、この道でよかったって思てる。もうあんたに助けてもらわんかて、胸張って前に歩いていけます。人が生きるいう事が少しだけ分かってきた気ぃしますのや」と話しました。そしてお互い精一杯、幸せになろうと誓いましたね。

翌朝、はつ、藍之助、惣兵衛、栄達(辰巳琢郎)菊(萬田久子)が和歌山へ旅立ちます。「あさがはつと大阪で再会するようになるのは、このあとずっと先の事となります」とナレーションが流れてました。2人は再会するようです。

時は流れて、九州、加野炭坑、あさはカズ(富田靖子)たちに、陸蒸気を見に、梅田ステーションまで行ってきたと話してると、サトシ(長塚圭史)が「おい、次のが行くぞ」と声をかけてきました。すると、あさは気分が悪くなって、しゃがみこんでしまいます。カズは「奥さん、もしかして」と気づいてましたね。

***
あさに子供ができたという知らせが届いて、加野屋の新次郎、正吉(近藤正臣)榮三郎(桐山照史)たちは大喜びしてました。よの(風吹ジュン)だけでなく、うめも涙ぐんでます。

雨が降ってるのを見て、新次郎は「うわっ盛大に降りまっせ。わてなぁ、うれしい事があると、いつも雨が降りますのや。こら、わてのうれし涙や」と言うのを聞いて、ふゆは寂しそうな表情です。

うめが「何だす。おめでたい話やのに一人そないな顔して。あんたまさかまだ、新次郎様の事」と責めると、ふゆは「ごめんやす」と去ってしまいました。

そこへ、雁助が「若いおなごいうのはやっかいだすなぁ」とやって来ます。うめが「若い頃のあないんはもう熱病みたいなもんで、一旦胸に火がついてしもたら周りが冷まそうと思えば思うほど、ますます燃え上がるばっかり」と言いました。

雁助が「あんさんにも、あったみたいだすなぁ。熱病にかかった事だす」と聞いてきます。うめが「嫌やわ。昔々の話だす。今井に奉公さしてもらった時から、もうそのような病とは縁切りましたよって」と答えると、雁助は「そらもったいないこっちゃ」と言いました。雁助とうめの行方も気になりますね。

あさから手紙が届きましたが「仕事片づいたらすぐ帰る」と書いてあり、正吉やよのは残念がりました。

九州、加野炭坑、あさは亀助に「サトシさんの組の様子がやっぱりおかしいんだす。よう掘ってくれるようになったんはええんだすけど。何かあるみたいな気ぃして。心配し過ぎかも分かれへんけど、それが落ち着いたら、すぐ帰りますさかい」と小声で話します。

和歌山のはつから手紙が来ました。うめから手紙で、子供を授かったと聞いたのです。次男の養之助が生まれ、藍之助は和歌山の子と山の中を駆けまわっていると書いてありました。

さらに「うちはそれほどでもなかったけど、お母はんはうちらを産む時、とてもつわりがつらく、生まれるまで、死ぬような思いをしたと聞きました。あさも、もしかしたらそのたちを受け継いでるかも分からへんさかい、どうか重々気を付けて」とあり、新次郎たちはあわてます。

そこで、新次郎はうめと一緒に、九州のあさの元へ向かいましたね。

連続テレビ小説 あさが来た あらすじと感想
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