あさが来た 第10週 お姉ちゃんの旅立ち 第55回~第57回

みかん

1873(明治6年)、正吉(近藤正臣)は「私に代わってこの加野屋の身代を継いでもらうのは榮三郎、お前や」と榮三郎(桐山照史)を指名します。新次郎(玉木宏)は後見人で、雁助(山内圭哉)は落ち着くまで大番頭を続けることになりました。よの(風吹ジュン)は「あんたが頼りや。まだもうしばらく加野屋を頼みますわな」と言います。

亀助(三宅弘城)は「そやけど旦さん、そないにお元気だすのにまだ隠居なんかしはらんかて」、あさ(波瑠)は「そうだす。お父様がいてはれへんようになるやなんて心配だす。お父様がド~ンといててくれはるさかい、うちは安心して働かしてもろてますのに」と心配しました。

正吉は「そんな弱音を吐いてたら、横にいてる、あんまりドンとしてへん男ら2人が、陰で涙流しますのやで」と言い、うめ(友近)が「おあさ様」と注意するので、あさは「すんまへん。そないなつもりや」と謝ります(笑)

あさはよのの部屋へ行き、正吉はどこか体の調子が悪いのかとたずねました。よのはどっこも悪く無いと答えます。そして、よのはあさに「しっかりしてぇな!襲名披露の取り仕切りいうのは、奥の仕事。あんたが決めんで誰が決めますのや」と頼んできました。加野屋は大騒ぎになりましたね。

新次郎は「せっかく時代の変わり目乗り越えられたいいますのに。何が悲しいて店潰さなあきまへんのや」と山屋(南条好輝)たちに話しました。本当に商売をする気がないようです。美和(野々すみ花)は「うち、会わしてもらいたいお人がいてますねん」と新次郎に頼んできました。

農家、惣兵衛(柄本佑)が和歌山へ行っていたので、はつ(宮崎あおい)栄達(辰巳琢郎)は驚きます。惣兵衛は和歌山の土地は田畑としては向いてないが、周りのお百姓衆は山の木切り倒して果物作りに力入れていると説明しました。菊(萬田久子)がみかんを食べようとせず、文句を言うので、はつは「お母様。聞いとくなはれ!」と強い口調で止めましたね。


はつは「旦那様は、決してお母様がおっしゃるような、弱いお方やあらしまへん。旦那様は、たとえ弱いとこはあっても、ずるいとこは一つもない、正直なお方だす。性根のあったかいお方だす。それに、今の旦那様は、もう昔の旦那様ではございません。毎日おてんとうさまの光をいっぱい浴びて働いて、今はもう、このおみかんみたいにピカピカや。その旦那様が、一家のためやと選びはった道だす。お母様。どうか今回だけは、旦那様の言い分を聞いたげとくなはれ。旦那様を、信じたげとくなはれ」とお願いします。

菊が出ていくと、栄達が後を追いかけました。栄達が「惣兵衛かて時代さえ変わらへんかったら立派な跡取りとして山王寺屋をもっと大きしてたはずの男だす。信じてみようや。あの子らの事を」と言うと、菊は泣きながら頷きましたね。

加野屋、あさはうめと亀助とともに、案内状を書いています。雁助がやって来て「ここんとこ、中番頭は、いとしいお人に、浮き足だってますのや」と言い出しました。そこへ、ふゆが「番頭さん。昨日はかいらしい匂い袋頂きまして、おおきにありがとうございました」とお礼を言いに来て、亀助がふゆのことが好きなのが、バレてしまいます(笑)

新次郎が正吉の部屋へ行くと、伽羅の香りがしたようです。新次郎は榮三郎は何とかするだろうと言い、正吉のことを心配し、よのとゆっくりしたらと気遣いました。正吉は「お前のそういう人好きのええとこと、榮三郎のまめなとこが上手に合わさったらまあ、八代目もうまい事いきますねんけどな」と話しました。

襲名披露当日、正吉があさも襲名披露へ出せと言い出し、よのが嫁入りの時の着物を着ることになりました。あさは新次郎や榮三郎とともに、みんなの前へ姿を現しました。五代や山屋たち出席者だけでなく、お漬物を持ってきたはつも、きれいだとうっとりしてましたね。

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天満屋たちが、あさが出てきたことに騒ぎ出します。五代が「あささんは加野屋の立派な重役の一人です。あそこに並んでても、何にもおかしい事などありません」と言い、山屋が「五代様の言わはるとおりだす。それにまた今日は若奥さん、えらいべっぴんさんやないか」と笑い、騒ぎは収まりました。

正吉は「私、七代目、加野屋久左衛門は、この度、家督を、三男の榮三郎に譲る事と致しました。どうぞ、これからもあんじょうよろしゅうにお頼申しますんで」と言うと、榮三郎は「八代目でございます。よろしゅう、お願い申し上げます」と頭を下げます。

加野屋が三代将軍家光公の時代から、もう250年になり、あさの力も借りて、石炭商の看板も出さしてもらったと正吉が説明し、新次郎、、榮三郎、あさは「よろしゅう、お願い申し上げます」とあいさつしました。

帰り際に、五代が「ええご挨拶でございました。それに、あささんを加野屋の代表として、前に並ばしはったんは、英断や思います」とほめると、正吉は「それはあなた様のせえでもでございますのやで。『大阪の商人は頭が固い』言うてえらい怒らはりましたやろ」と笑います。

はつたち一家がみんなで和歌山の有田に越すとうめから聞いて、あさは驚きました。よのは「おはつさんに、大阪出る前に、うちに泊まりに来てもらったらどないだっしゃろ? 」とすすめてくれます。正吉は「代替わりも済ましたさかい。私ら明日からちょっと奈良の方へ行こうと思て。炭坑の儲けのおかげで、玉利さんに借りたお金返す、めどもつきましたしな」と話します。

九州の宮部が手紙で、治郎作の説得の甲斐あって、サトシの組がようやく石炭を掘り始めたと知らせてきました。新次郎がやって来ましたが、あさはサトシのことを聞きませんでしたね。

うどんの屋台、新次郎と惣兵衛が話しています。山王寺屋があったところにはポツンと井戸の跡が残ってるだけらしいと新次郎から聞いて、惣兵衛ははつとのことを思い出し「あの時あの暗闇から引っ張り上げてもろたんは、ほんまはわしの方やったんかも分かれへん、なんてな」とつぶやきました。うどん屋の主人(桂文珍)は2人のめでたい道の始まりに、紅白のかまぼこをプレゼントしてくれます。

正吉とよのが奈良へと旅立っていき、はつが藍之助を連れて、加野屋へ泊まりに来ましたね。

連続テレビ小説 あさが来た あらすじと感想
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