JIN-仁-2 最終話 完結~時空の果て…(その1)


野風(中谷美紀)から「先生にお気持ちはお伝えに」と聞かれ、橘咲(綾瀬はるか)は「先生は今、私共に持てるだけの医療技術を伝えようとしておられます。それだけで私には、もう十分にございます」と答えます。南方仁(大沢たかお)は病に苦しんでいましたね。

恭太郎(小出恵介)は勝海舟(小日向文世)からフランス留学の話をすすめられます。勝は「お前がいくら悔やんでも、あいつは帰って来ねえんだ。前を向けよ、恭太郎」と励まします。

西郷隆盛(藤本隆宏)は上野に徳川方が集まり彰義隊を名乗って謀反を企てていると話しますが、勝は市中取締をしている連中だと否定しました。

松本良順(奥田達士)は旧幕軍のために会津へ向かうので、西洋医学所への指図を仁に頼んできます。仁が「間違っちゃいそうな気がする」と苦笑いすると、良順は「ではその間違った道をお指図下さい」と言いました。

新門辰五郎(中村敦夫)は、仁から話を聞き「松本先生も粋だね」と感心します。そこへ彰義隊が官軍兵の錦切れを取る騒ぎが起りました。喜市(伊澤柾樹)茜(橋本真実)が彰義隊のことを教えてくれましたね。


仁が竹林を抜け本郷台地へ向かい「江戸時代、終わるんだな」としみじみしてると、また頭痛が襲ってきました。坂本龍馬(内野聖陽)の声で「戻るぜよ。あん世界へ」と言った包帯男や、ホルマリン君こと胎児型腫瘍のことは、何となくわかったけど、薄くなった友永未来(中谷美紀)との2ショット写真など、わからないことがたくさんあると考えます。

街で笑顔の町民たちを見た仁は、自分に最後に出来ることは何か考え、両方のほほをたたきました。揚げ出し豆腐の器を仁が落とすと、咲は「この器は生きていたのやもしれませぬ」と励まします。仁は咲が野風に見えてしまい、岩(がん)のせいで、摘出するには、バイポーラという道具が必要と笑いました。

咲は「こんなときに無理にお笑いにならないで」と怒ると、仁は「江戸の人たちって笑うの上手じゃないですか。私も見習いたいと思ってるんですけど、うまくいってないってことですね」と答えます。

咲が助かりたくはないのかと怒鳴ると、仁は「助かりたいですよ。でもできないことを考えてなげくより、できることやって笑っていたいっていうか。そんな顔してたって、何もよくならないですよ」と笑いました。咲は1人になってから、笑う練習をしてましたね。

「国の為 道の為」という緒方洪庵の書を見てから、仁は仁友堂のみんなを集めます。仁は当分の間は脳の構造と働きや脳腫瘍についての集中講義し、自分が死んだ後で腑分けし実物を見て欲しいと話しました。仁が「私の死をみなさんの手でできるだけ意味のあるものにして欲しいんです」と頼むと、咲が「はい」と笑顔を見せました!

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仁は実際に頭痛を感じながら、脳がねじられて、はきそうになる感じと、牽引性頭痛や噴出性嘔吐(おうと)を説明しました。

恭太郎は、榊原(津田寛治)から上野で待つと言われ、彰義隊と合流しますが、具足を取ってくると戻ります。

勝は仁と咲に、恭太郎に官費留学の話を持っていったが、考えさせてというばかりと伝えました。

橘家へ戻った恭太郎は「そろそろ咲に敷居をまたぐことを許してやっては」と言うと、栄(麻生祐未)は「私は戻ってくるなと一言も言っておりません。むこうが勝手に戻って来ぬだけ」と頑固です(笑)夜中に、恭太郎は仏壇に手紙を置いて、寝ている栄に「行ってまいります」と家を出ました。

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上野戦争が始まり砲声が響く中、杖をついた仁と咲と佐分利祐輔(桐谷健太)が橘家の前に来ると、栄が立っていて「恭太郎が上野へ参ったようでございます」と手紙を見せてくれます。

「私は訳あって、ある方を死に追いやりました。そのお方は私の何倍も生きる値打ちのあるお方でございました。かような私を恩ある先生方は責めることもせず、ただ前を向けとおっしゃって下さいます。ですが将来ある方の命を奪っておきながら、のうのうと己の道を開いて行くことを、己に許すことができませぬ。下らぬ私がただ誇れることがあるとすれば、それは最期まで徳川の家臣として、忠節を尽くしたということのみにございます。母上、お育て頂きかたじけのうございます 橘恭太郎」

咲が行こうとすると、栄は「行ってはなりません、咲!恭太郎は悩み抜いた末、この道を選んだのです。お前にもわかるでしょ」と止めます。咲は「兄上は生きねばなりませぬ。尊いお方を死に追いやったというならこそ、傷つこうと泥にまみれようと、はいつくばって生きねばなりません」と言うと、栄は「行かないでおくれ、咲!後生です。行かないでおくれ、お前まで」と咲の手を取って泣き出しました。

「咲は兄上と戻って参ります、必ず。そのときはどうか門をくぐらせて下さいませ」と咲は栄の手を取ってから、走り出します。佐分利が咲について行った後、栄が「恥をさらそうが、生きることこそ是。これからはそのような世が来るのでしょうか」と泣くと、仁は「恭太郎さんは1つだけ大間違いをしていると思います。恭太郎さんの誇るべきことは…」と何かと伝えましたね。

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仁友堂へ戻った仁は、山田純庵(田口浩正)福田玄孝(佐藤二朗)に上野戦争が始まったので、野戦の治療所を設置し、医学所へ声をかけるよう頼みます。

咲と佐分利が上野へ行くと、兵たちの中に恭太郎を発見しました。咲が「兄上!」と近づいて行くと、左腕に流れ弾が当たります!

佐分利は「大丈夫ですか」と応急手当を始めました。咲が「咲は甘えてばかりでございました。己のことにばかりとらわれ、兄上のお気持ちを思いやることもせず、これからはご恩返しがしとうございます。ですからどうかお戻り頂けませぬか」と頼みます。

恭太郎が「わしにはもう生きる値打ちなど」と弱気になると、佐分利が「死ぬんやったら南方先生に断ってからだろう!」と叫びました。そこへ八木(斉木テツ)横松(中江大樹)が来て、治療所を開いたと教えてくれます。

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治療所で、勝が仁に文句を言っていると、多紀元琰(相島一之)が「医者は医の道を歩くのみ。おさまらぬものをおさめるのが、政の道であろう」と医学館の人たちと手伝いに来てくれましたね。

そこへ恭太郎が咲をかついでやってきます。仁は驚きながら、メスを取ろうとしますが、手のふるえが止まりません。仁は佐分利に頼むしかありませんでした。

頭痛で動けないと仁がなげいていると、龍馬の「口八丁、手八丁ぜよ。手が動かんかったら、口を動かせばいい」という声が聞えます。

指示を出す仁を見て、咲は恭太郎に「夢を見ているようにございます。蘭方の医師と本道の医師が、ともに手を取り合い治療を行うなど。こんな日が来るなど」と感慨深げです。

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仁が外へ出ると虹が出ていました。恭太郎は「実は2度も遺書を書きました。こんなかっこうのつかぬ男もおりますまい」と言うと、仁は「初めて会ったとき恭太郎さん、私に何て言ったか覚えてますか。あのとき橘家を守るために、死ぬ訳にはいかないって言ったんです。恭太郎さんはずっとそうなんですよ。恭太郎さんが命がけで守って来たのは、徳川じゃない橘の家なんじゃないですか」と話します。

頭に包帯を巻いた榊原が「橘、戻るぞ。徳川の死に様を見せてやろうぞ」と誘いますが、恭太郎は「私の誇りは徳川のために死ぬことではございません。ここで水を運びます」と答えました。榊原は「腰抜けが」と刀の柄で恭太郎の腹をつき、戦場へ戻って行きます。

戦いはたった1日で終わりました。仁が傷を見ようとしますが、咲は「順調でございます。ペニシリンも効いておりますので」と見せようとしません。福田が呼びに来て、仁が去ってから、咲は包帯を取り「治ってきてる」と言い聞かせますが…
(その2)

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