JIN-仁-2 第10話 最終章前編~タイムスリップの結末…(その1)


坂本龍馬(内野聖陽)は、東修介(佐藤隆太)に額を斬られ倒れます。その様子を見ていた恭太郎(小出恵介)は榊原(津田寛治)にうながされ去って行きました。

東が「私の兄はあなたに斬られたんです。あなたは私の仇なんです」と言うと、龍馬は「どうしてここまで見守り続けてくれたんじゃ。そんな話、いまさら信じると思うかや。これもわしを守るためじゃろ」とたずねます。「違います」と刀を構える東に、南方仁(大沢たかお)は「やめて下さい!」と制しましたね。

仁が龍馬を抱きかかえ、咲(綾瀬はるか)に佐分利(桐谷健太)を呼んでと頼んでいる間に、東は姿を消します。仁が「大丈夫ですか」と呼びかけると、龍馬は「南方仁がおれば、坂本龍馬は死なん、じゃろ」と力なく答えるので、仁は「はい。助けます。俺がこの手で」と答えました。


丸坊主にされ、手術室へ運ばれた龍馬の額は、大きく割れています。仁は素早く診断をし、佐分利と咲に説明し手術を始めました。仁は「俺はきっとこのために来たのだ。この時のために。坂本龍馬をよみがえらせるために」と自分に言い聞かせます。

手術は順調でしたが、脳から管を抜くとき、髄液が仁の目に入ってしまいました。それにもひるまず、仁は脳の大手術をやり終えます。大腿部の手術へ移ろうとしたとき、仁を頭痛が襲ってきて「俺はお前だ」という別の仁の声が聞こえてきました。仁は苦しみながらも指示を出し、佐分利と咲が後の処置を終えます。

宿へ戻った恭太郎は榊原から「江戸へ戻ったら、妹に他言無用と言い含めておけよ」と釘を刺されました。

心配してやって来たお登勢(室井滋)に、仁は「手術自体はうまくいきましたが、これから脳浮腫、脳腫脹との戦いが待ってます。脳の中の髄液を排除することで脳圧を下げ、アンブバックで自発呼吸が戻るまで、人工呼吸を続け、ペニシリンを投与し、栄養液で与えます」と説明しましたね。

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仁友堂の門は木を打ちつけられ、壁には「極悪」「人殺し」などの落書きで埋まってました。八木(斉木テツ)が「偽薬の疑いが晴れぬ場合はどうなる」と心配すると、横松(中江大樹)は「もっとも重いときは死罪と聞いたことがあります」と冷静に答えます。

捕えられた山田純庵(田口浩正)は罪を認めないので、与力たちから痛めつけられます。5人の医者がペニシリンの偽りの作り方を教えられ、13人の病人が死んだと訴えたのです。ペニシリンの製造が認められる免許状を見せられ、山田は驚きますが「偽薬を教えるなど天地が逆さになろうともいたしません」と叫びます。

江戸吉原に、勝海舟(小日向文世)松本良順(奥田達士)多紀元琰(相島一之)福田玄孝(佐藤二朗)が集まっていました。和宮のときと同じ臭いを感じ、奥医師かそれに近い者で、仁に恨みを抱く者の仕業と話していると、鈴屋彦三郎(六平直政)が入って来ます。野風(中谷美紀)の見受けの調べのとき、仁に面目をつぶされた医者がいると伝えましたね。

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手術から4日、龍馬の容態は好転しません、咲が野風からの文を読んでみようと提案します。

「坂本龍馬様 お元気でございんしょうか。私事でありんすが、あちきはこの度、母になりんした。仁友堂の皆様のお力で、取り上げて頂きんした。けど振り返れば、実のところ旦那様と出会うまでの間、おちきはずっと坂本様にお心を支えられてきた気がいたしんす。かなわぬ思いにやけにならずにいられたのは、坂本様はあちきなんぞに、好きだほれたと言ってくれたからこそ。女子はずるうござりんすなあ。胸を貸して頂いたあの日のご恩は、一生忘れんせん。いつかフランスへいらっしゃられる折には、何とぞお知らせ下さいまし。心よりおもてなしいたしんす 野風」

仁が「野風さんから待ちに待った逢引のい誘いです。行かないでどうするんですか」と声をかけると、龍馬は自発呼吸を始めましたね。

アンブバックで人工呼吸を行いながら、仁は携帯電話やメール、新幹線や飛行機など未来の話を聞かせます。仁は「遠い未来の話のときは(頭痛が)来ないんだよね。どうなんだっけ、この後すぐの歴史。俺、地理だったんだ」とぼやいていると、咲は「頭痛を起こしたいのでございますか」とたずねてきました。仁は「頭痛が起ったら、龍馬さんがまだ生きられるってことじゃないですか」と話します。

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やがて龍馬が眉を動かし、目を開け「妙な夢を見よったぜよ。あれは先生が住んじょった世界かね」と聞き、逆にこの時代はどう見えたかたずねてきました。

仁が「教わることだらけでした。例えば未来は、夜でもそこらじゅうに、明かりがついていて、昼みたいに歩けるんです。でもここでは提灯を下げないと、夜も歩くことも出来ないし、提灯の灯が消えたら、誰かにもらわないといけなくて、1人で生きていけるなんて幻想だなんて、文明が作った幻想だなとか。離れてしまったら、手紙しか頼る方法はないし、人生って一期一会だなとか。あと笑った人が多いです。ここの人たちは笑うのが上手です」と答えると、龍馬は涙を浮かべ、仁の方を向きましたね。

さらに仁が「コロリの治療のとき、誰も信じてくれないときに、龍馬さん1人で患者をかついで来てくれたじゃないですか。あれで私に対する風向きが変わったんですよね。ペニシリンのお金が足りないときも、龍馬さん千両箱かついで戻ってきてくれたじゃないですか。本物の行動力を教わりました。龍馬さんは親友で、悪友で、私のヒーローでした」と言います。

龍馬は「でしたっち、わしはまだ生きとるぜよ」と怒るので、仁は「すいません」と謝りました(笑)

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しかし仁が龍馬を起こすと、龍馬が突然に苦しみ始めます。廊下で待っていた咲と佐分利もかけつけ処置を始めました。龍馬が右手を出し「わしはちゃんと先生の生まれてくる国、作れたかの?先生のように優しゅうて、ばか正直な人間が笑うて生きていける国を」と聞くので、仁は「はい」と涙目で答えます。

龍馬は「まっこと」と目を閉じました。佐分利が「脈がありません」と叫び、咲が人工呼吸、仁は心臓マッサージを開始し「龍馬さん!この後いろいろ大変なんですよ。反乱が起ったり、城が燃えてしまったりするんです。西郷さんとかも大変なことになるんですよ。まだまだやらなきゃらならないことがあるでしょ。戻って来い!龍馬さん!戻って来い!坂本龍馬!何で頭痛が来ないんだ!」と叫ぶと、天から龍馬の「もうやめるぜよ、先生。一緒に行くぜよ」という声がします
動かなくなった龍馬に、仁は「どこへ行くっていうんですか?どこに行くんですか?龍馬さん」と泣き崩れましたね。
(その2)

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