軍師官兵衛 第48回 天下動乱

慶長5年(1600)7月、黒田如水(岡田准一)が天下取りに動き出しましたね。佐和山城で蟄居していた石田三成(田中圭)が大坂城へ入ったと知ると、上杉討伐に向かっていた徳川家康(寺尾聰)は「ようやく動いたか。勝負はこれからじゃ」と目を開けました。

豊前中津城、如水は井上九郎右衛門(高橋一生)に命じ、銭を配って兵を集め始めます。如水は「黒田に仕えたいという者は、必ず雇い入れる。この如水がそう言っていたと、村々に広めてくれ」と頼みました。銭を二重取りする男には「2人分、働けるか?励め」と取り込みます。

九郎右衛門が兵は数千に膨れ上がると言うと、如水は「まだまだ足りぬ。百姓や町人たちを鍛え、これぞという者は士分に取り立てよ。この如水が立ったとの噂を九州一円に広めるのだ」と話しましたね。

大坂城、三成が現れると、淀(二階堂ふみ)は豊臣秀頼(小美野来希)とともに走ってきます。淀が心細かったと言うと、三成は徳川を成敗する時が来たと話しました。三成は長束正家(佐久間哲)に各地の大名に書状を送らせ、増田長盛(有薗芳記)に大坂の大名の妻子を人質に取らせます。


如水軍は黒田本隊の5400を凌ぐ勢いで増え続けました。九郎右衛門が三成からの書状を持ってきます。如水は「ハッ!味方につけば恩賞は望みに任せるだそうだ。九州のうち七カ国を約束すれば、お味方するとでも書いておけ」と笑いました。

天満黒田屋敷、栗山善助(濱田岳)が光(中谷美紀)栄(吉本実憂)の元に来て、大名の妻子は大坂城へ入るようお達しが来たと報告します。やがて、商人のかっこうをした母里太兵衛(速水もこみち)がやって来ました。2つの俵の中に、光と栄がそれぞれ入ると、太兵衛は天秤棒にくくりつけ、運んでいきます。太兵衛が「おなごとはいえなかなかの重さじゃ」とつぶやくと、俵の中の光は「何か言いましたか」としっかり聞いてました(笑)

太兵衛は石田兵に見つからないよう、納屋小左衛門(石井洋祐)の倉へと光と栄を運ぶことに成功します。翌日、役人たちが引き渡しを要求してきましたが、お福(阿知波悟美)お道(福島リラ)が光たちになりすまし、善助がごねて、何とかかわしました。

細川忠興の屋敷の方で火の手が上がったというので、善助と太兵衛は、光と栄を長櫃の中に潜ませ、脱出を図ります。役人たちに見つかると、太兵衛は槍を抜いて、立ち向かいました。やがて光たちは中津城へ着いて、如水と再会を果たしましたね。

**
大坂城、西軍総大将となった毛利輝元(三浦孝太)が安国寺恵瓊(山路和弘)とともに淀と秀頼にあいさつしていました。

下野宇都宮、黒田一成(小林ユウキチ)が小山での軍議に先立ち、家康が会いたがってると言うと、黒田長政(松坂桃李)は「所用があるゆえ、後ほど必ず参上するとお伝えしろ」と命じます。後藤又兵衛(塚本高史)が「殿、所用とは?」と聞くと、長政は「寄り道じゃ」と答えました。

小山家康の陣、長政が福島正則(石黒英雄)の元へ寄り、心変わりしないよう説得したと報告すると、井伊直政(東幹久)本多忠勝(塩野谷正幸)榊原康政(中村育ニ)は笑います。家康は「婿殿、ようやってくれた。さすがは如水殿の倅、知略は親譲りか。後々も頼みにしておるぞ」と満足そうです。

7月25日、小山評定が行われました。家康が「こたびの一件、三成とその一派の陰謀であること明白。されど敵は秀頼公の御為と称しておる。また諸将の妻子が人質とされておる。遠慮はいり申さぬ。三成に与したいと思われる方は、これより速やかに陣を払い、大坂に戻るが良い。決して止め立てはいたさん」と話します。

すると福島正則が「何を仰せられるか!今さら三成に味方するなどありえん!秀頼公への忠義に一点の曇りもござらん。余人はいざ知らず、この福島正則、内府様にお味方致しまするぞ」と立ち上がり、長政も「それがしも同様でござる」と立ち上がり、他の大名たちも従いました。山内一豊は出てきませんでしたね。

***
大坂城、安国寺恵瓊が「気がかりなことがある。黒田如水じゃ。如水を慕って百姓、町人が集まり、1万近くになっているらしい。放ってはおけん」と言うと、三成は「なんという男だ。だが手は考えてある」不敵に笑います。かつて豊後を支配していた大友義統(増田修一朗)を呼び出し、軍資金と武具を与え、如水を攻めるよう命じたのです。

中津城、如水は善助、太兵衛、九郎右衛門を呼び寄せ「ようやく兵も整いつつあるゆえ、改めてお主たちに話しておく。わしの天下取りの策じゃ。こたびは大戦、決着がつくまでしばらく時を要するであろう。そこが狙い目じゃ。徳川と三成が争っている間に、力を蓄える。まずは九州…」と話を続けようとします。すると、太兵衛、善助、九郎右衛門が言葉をついで、如水の策をなぞっていきました。

如水は頭を下げ「わしはよき宝に恵まれた。善助、九郎右衛門、太兵衛、得難き宝が3つもじゃ。お主たちのおかげで、ここまで生きながらえ軍師として重用されることができた。わしはお主たちとともに天下を狙う!黒田の礎となったお主たちは、天下の礎となりえるかどうか見てみたい。そして天下という器がわしに相応しいのかどうか試してみたい」と話しました。

九郎右衛門からどう動くか聞かれ、如水は「わしらは老兵じゃ。したたかに動くだけ。長政たちはわしに従わざるを得なくなる。それにわしは長政を信じておる」と答えましたね。

****
小早川秀秋(浅利陽介)が家老・平岡頼勝(今井朋彦)とともに、おね(黒木瞳)を訪ねてきました。どちらにつけばいいかと優柔不断の秀秋に、おねは呆れ、いらだちながら「私が最も信用している者に書状を出します」と答えます。

おねが書状を出したのは、如水でなく、長政です。長政は「小早川秀秋殿がわしに相談があると。こちらに寝返りたいのであろう。天がこのわしに味方しておるぞ」と笑います。

江戸城、美濃の井伊から出陣を促す書状が来ると、家康は「そろそろわしも出陣するか。支度をせい」と右目が細くなってました。

中津城、大友義統の動きを知った如水は「支度をいたせ。大友の動きが大きくならぬうちに、叩き潰す」とダークに笑いましたね!

軍師官兵衛 あらすじと感想
軍師官兵衛 キャスト

関連記事

ページ上部へ戻る